生き方

有休ゼロの社畜が家族と約3週間の海外旅行に出かけるようになるまで

ソティ
ソティ
こんにちは! ソティ(TwitterInstagram)です(*^^*)

今回は「家族と約3週間の海外旅行に出かけるために、僕たちにすべきこと」がテーマです。

こんな人におすすめ!

▶ 休みを取りたいけど、なかなか取れない人

▶ 旅行に行きたいけど「長期休暇は無理……」と感じている人

▶ 会社を休むのは難しいけど「家族との時間を大切にしたい!」と考えている人

そんなあなたにオススメの記事になります。

先日、僕は元パートナーと息子と3人で海外旅行に行きました。

場所はイギリス、ポルトガル、スペインの3カ国。期間は約3週間でした。

ロンドン(左上)、リスボン(左下)、バルセロナ(右)

この話を友人にすると「長っ!!!」って反応が結構返ってきたんですよね。

確かに少し前の自分を思い返してみると、3週間の旅行に出かけるなんて考えられませんでした。一週間すら無理でしたからね。その3倍なんて、夢のまた夢でした。

ですけど、そんな元ブラック企業勤めのワーカーホリックだった僕ですら“バカンス”と言っていい期間の休みを取ることができるようになったんです。

今回はその過程を紹介していきましょう。

「有休って何?おいしいの?」な新社会人時代

まずは昔話からしていきますね。

僕は新卒でメディア業界に入りました。メディア業界……マスコミ、出版といった業界です。

メディア業界はとてもハード。一部の大手はしっかりしているのかもしれませんが、僕の入った会社は中小企業の域を出ない規模だったので、とにかく激務でした。

有休なんて紙の上だけに見えるオアシスのようなもの。

周りに有休を取っている人なんて誰もいませんでした。当然、僕が取れるわけもありませんでした。

その会社では3年ほど勤めましたが、長期休暇なんて取った記憶がありません。。。3連休すら……あったかもしれない……くらいなレベルだったんじゃないかな。

そんなわけですっかり「社畜」となっていたわけです。

ワーカーホリック状態を抜け出すのは簡単じゃない

一度「社畜」を経験してしまうと抜け出すのは容易じゃありません。

仕事を変えたところで「仕事をしていないと不安」状態になってしまったんです。立派なワーカーホリックですね。

なので職場が変わっても仕事との向き合い方は変わらず、相も変わらず休みのない生活をしていました。


長期休暇のきっかけは小学校入学前の息子

しかし、あることをきっかけに長期休暇を取る決意をしました

息子が年長さんになり、来年から小学校へ行く時期になりました。そこで言われたのが、

長期で旅行に行ける最後のチャンス

ってこと。小学校に入ると授業があるし、友だち付き合いが増えるし、行事やら習い事やらで何かと忙しい。夏休みはあるけどどこも激混みな時期に高いお金を払って旅行にいくのは気が引ける。

だから、夏休み以外の時期に長期で休める今年が最後のチャンスらしいのです。

ということで、息子との時間を守るために立ち上がりました。

ソティ
ソティ
「何が何でも旅行に行く。なんなら、航空券をまず押さえる。無理やりでもいく」

そんな決意のもと、3週間の休みを勝ち取るための戦いが始まりました。

とはいえ、休むのは簡単じゃない

そうなんですよ、とはいえ、簡単じゃない。決意したからって簡単に休めるわけじゃない。

会社では一応役職についていて部下もいます。

少なくとも部内でこんな長期休暇をとった例もありませんでした。

なので最初は……

ソティ
ソティ
うわ、マジで休めるのかな、これ

ってビビりまくりました。

しかし元相方からは……

なんとかして。あと旅行のプランも全部決めて

というオーダーを受けていたので、休まないわけにはいきません。

なので半年以上の時間をかけて準備をしていくことにしました


長期休暇を実現するためのステップ

ここからが僕が行ってきた行動のすべてです。

「休むことは超大事」を認識する

まずは「そもそも休むことってめっちゃ大事」ってことを意識することが大事です。

僕はワーカーホリックだったので「休むのは悪いこと」と当然のように思っていました。

なのでまずはその認識を改めることからはじめました。

・休めば家族が幸せになる

・休んでリフレッシュすれば仕事にもいい影響が出る

・旅行先で受けた刺激が仕事に返ったときに生きる

そんなことを考えてマインドセットしつつ、科学的に根拠のある「休んだことで得られるいい影響」を調べ上げました。そうすることで「休むことは正しいこと。いいこと」という意識を自分に植え付けていったんです。

もしワーカーホリックのような状態なのだとしたら、ここから徐々にはじめていくのがいいと思います。

大前提として仕事はしっかりしておく


同時に、仕事はきっちりやりました。

いつも以上に真剣に取り組んで成果を上げられるようにしました。

長期休暇は制度としても権利として認められているものですけど、やっぱり人間は感情に左右される生き物なので……

仕事できないくせに休むんだね

って思われちゃうと思うんですよね。

昔の僕もそうでしたから……(;・∀・)

じゃあそう思われないためにどうしたらいいかって言ったら、仕事をきっちりやるしかない。成果を上げられれば最高ですし、そうじゃなくても日頃から真面目に取り組んでいれば周りは認めてくれるものです。

ということで、僕もしっかりやらせてもらいました。

数カ月前に「長期休暇を取る」と宣言してみる

そして早い段階でジャブを打っておくことも大事だと思います。

何日か前に長期休暇を取るということが周りに知れたら、

えー、そんなに?

って反応になるのが目に見えていたからです。

そうならないために、なるべく早くからその情報を小出しにしていきました。

ソティ
ソティ
僕、秋に長期休暇取るので今の仕事きっちりしておきたいんですよねー

みたいな感じでそれとなく周囲に伝えておくわけです。

するといざ出発が迫っても、

休むって言ってたしねー。いないのいつからだっけ?

くらいの反応になるんです。

僕の場合は年明けの段階で、秋に長期休暇を取るとジャブを打ち始めました

結果、夏頃には部内のスケジュールに僕の休暇が盛り込まれるくらいになりました。

何事も早め早めに先手を打っておくものだなぁと思わずにはいられませんでしたね。

会社員なら自分が休んでもチームが回る状態を作る

ここまでは「休むまでの準備」でしたが「自分が休んでいる最中の準備」もしていく必要があります。

一番大事なのは自分がいなくてもチームが回る状態にしておくことですね。

自分がいないときに何かトラブルがあってチームに迷惑をかけると、帰ってきたあとの視線が厳しくなることは目に見えています。

もし仮にトラブルがあったとしても、自分ではない誰かが解決できるような状態にしておけば大きなケガにはなりません。

なので、自分がいなくても回るチーム作りを徹底しました。

・メンバーの自主性を尊重した環境づくりをする=指示待ちの部下を作らない

・「自分にしかできない仕事」をゼロにする=誰にでもできる業務に可能な限り簡略化、自動化

このあたりを徐々にやっていくだけでも出発前の心持ちが全然違います。

僕は周囲に恵まれたこともあって出発までに自主的に動くチームを作ることができました

そして彼らのおかげで旅行中に緊急の連絡が入ることもなく、いい時間を過ごすことができました。

ワーカーホリック時代の自分が「俺、もういらないんじゃね?」って何度か顔をのぞかせましたが(笑)、幸せなことだなーとつくづく思いましたね。

周囲と良好な関係を築いておく。すべては気配り

で、いいチームを作る上で大事になるのが人間関係です。

どんなに仕事ができてもどんなに制度上の権利があっても周りの人たちの理解を得られなかったらダメですからね。

だから今まで以上にコミュニケーションをしっかり取るようにしました。

具体的には全体ミーティングをやりつつ、個別のミーティング(15〜30分程度)を増やしてこまめに話をする機会を意図的に増やしたんです。

現在進行中の仕事はもちろんのこと、周囲との関係性や将来のキャリアプランまで話をするようになりました。

不思議なもので、そうすると自然と仕事もうまく回るようになりました。

人間は感情で動く生き物ですからね。やっぱりコミュニケーションはとても大事。そのことを改めて感じた半年間でした。

休暇前2週間前までに終わる、重ための仕事を進んで引き受ける

あとは自分がいなくなる前に少しでも自分の存在感を社内に残しておくといいでしょう。

自分がいなくても回るチームを作れれば最高ですが、同時に「あれ、自分いなくても問題ない……?」って不安になる人もいると思うんですよね。

その気持ちを封じ込めるために、自分でも納得できるような仕事をしてから飛び立ちたい。

そのためには旅行に行く前に大きめの仕事を片付けるのがいいと思います。

僕の場合、出発の2カ月前に4年に一度のビッグイベントがありました。

「正直、しんどい!」と思いつつ「ここは頑張りどころや!」ということで、必死に仕事しました。結果、過去に例を見ない成果を上げることができました。

正直、全部チームのメンバーのおかげでしたけど、責任者としてそのイベントを乗り切れたことが周囲を納得させる要因の一つになったことはあったと思います。

出発前にそうやって存在感を示しておけるといいですね(*^^*)

ただし、少なくとも出発2週間前には重ための仕事は全部片付けておきましょう

出発直前まで引っ張ってしまうと引き継ぎがうまくいかなくなる可能性が出てきます。

最悪、予定がずれ込んでしまって仕事を放り投げて出発することになりかねないので……出発前2週間は融通がききやすいようにスケジュール調整しておくのがいいと思います。

休む直前こそ、ゆとりを持って仕事しよう

これ、意外と大事。

普通は「休む直前までバリバリ仕事せねば!」って考えがちだと思うんですが、これがトラブルのもとだったりします。

長期休暇の直前は自分も不安ですが、周囲も同じような気持ちを持っているものです。

だから自分の仕事をしっかりすることも大事ですけど、周囲の不安を解消してあげることも同じくらい大事なミッションになってきます。

直前に自分の仕事を詰めすぎると、周りとコミュニケーションを取る時間が減ってしまいます。

そうすると相手の相談に乗ってあげられなくなったり、トラブルが発生したときにケアできなくなってしまったり、色々な不具合が発生してくるんです。

なので理想の流れとしては、

・出発2週間前までに大きめの仕事を片付ける

↓↓↓

・出発2週間前からは休暇モードに入り始める。自分の仕事を抑えつつ、周囲との関係性を重視して過ごす

って流れにするのがいいと思います。

引き継ぎはしっかりと

なので出発直前にやるべきなのは自分の仕事よりも自分の不在時のケアです。

そこで大事になってくるのが引き継ぎです。

引き継ぎがしっかりできないと相手が不安になってしまいますし、自分も不安な気持ちを抱えながら旅行をすることになります。

そうすると心から楽しむことができないですし、最悪旅行先でメール対応なんてことになりかねません。

だからこそ、引き継ぎは徹底してやるのがいいでしょう。

あるいはほとんど引き継ぎことがないくらいの状態にしていくのも手ですね。

僕の場合は半年前からジャブを打ってきて、出発直前にはほとんどの業務を周りの人もできるように下準備しておきました。

なので担当者(責任者)と業務内容を一覧にして「この件に関してはこの人に聞いてください」と周囲にアナウンスする形でスムーズに引き継ぎができました。

・直前の引き継ぎを徹底的にやる

・引き継ぎが必要ないくらいの体制を整えておく

どちらもやれれば最高。最低でもどちらかを行えば、問題が起きる可能性はグンと下がるはずです。

「二週間も休むなんて無理」って人へ送る言葉

まとめます!

要約すると?

▶ 半年前からのジャブ

▶ 自分しかできない仕事をなくす

▶ 出発2週間前までに重ための仕事を進んで引き受ける

▶ 出発2週間前から徐々に休暇モードへ。引き継ぎを丁寧に

という話でした。

こうしていった結果、無事に休暇を取ることができました

普段からしっかり仕事をしている人ならあたり前のことかも知れませんが、なかなかできないというのが実情だと思います。

僕自身、家族と旅行に行くという大目標がなければできなかったでしょうしね。

逆に言うと目標さえできれば「やってやれないことはない」

休むことや大切な人たちと一緒に時間を過ごすことはとても大事なことですから、もし「休みたいぃぃぃぃぃぃっっっっっ」って心底思っているとしたらぜひチャレンジしてみてください!

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当ブログでは「いい人生を歩むために自分だけの人生の設計図"ライフツリー"を作ろう!」ということを推奨しています。




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