生き方

孤独は幸福なこと。寂しいと辛いは幸せと紙一重って話

孤独ってシンドイですよね。

自分一人という感覚は人を不幸にします。

実際、科学的にも孤独が人を不幸にすることは証明されています

しかし、当ブログのコンセプトは「ひとり時間が人生を彩る」です。

ひとりの時間を充実して過ごすことで人生が彩られる。ひとりの充実した時間を送るからこそ、周囲の人と良好な関係を築ける。

それが僕が届けていきたいと考えであり、思いです。

そして今日読んだ本の中に素敵な章があったので忘れないうちに書き留めておきます。

テーマは「これからの時代に必要なクリエイティビティ」。

章のタイトルは「孤独」です。

孤独は人を不幸にする

その前に孤独について少し補足しておきましょう。

「孤独が体に悪いって言うけど実際のところどうなの?」って疑問を持つ方もいると思いますので。

結論から言えば、孤独が人を不幸にするというのは科学的にも証明されていることです。

例えば75年に渡ってハーバード大学が行っている成人発達研究でディレクターを務めている心理学者のロバート・ウォールディンガー氏はこう話しています。

「私たちを健康かつ幸福にするもの。それは、良い人間関係に尽きる、ということです」

「家族、友人、いいコミュニティとつながっている人ほど幸せで健康的で、繋がりの少ない人より長生きということがわかりました。孤独は害、という結果が出たのです」

孤独はメンタル面はもちろんのこと、フィジカル面にも悪影響を与えることが分かっています。

『社会的関係と死亡リスク()』の研究では孤独がタバコと同じくらい健康に悪いと結論付けられています。

またノースカロライナ大学の研究()では孤独のリスクが不健康な食事や運動不足と同程度であることが分かっています。

要するに孤独が人間を蝕むというのは科学的な見地から見ても間違いないのです。

孤独な人は増えている

そして興味深く悲しいのが、年々孤独を感じる人が増えているということです。

特に日本の孤独度はとても深刻です。

2007年にユニセフが行った子どもたちの幸福度を測定するための調査()では、日本の子どもたち(15歳以下)の実に29.8%が「自分は孤独だと感じる」と回答しています。

2位のアイスランドが10%程度、3位のポーランドが8.4%なので日本の数値がいかに高いかがわかりますよね。


孤独は悪いものじゃない

ただし、だからといって孤独を悪者に仕立て上げるのはよくありません。

「孤独」という状況自体は悪いものではないからです。

FUTURE INTELLIGENCE(フューチャーインテリジェンス)』では、孤独は「これからの時代に求められるクリエイティブ思考に欠かせないもの」と定義されています。

というのも、孤独というのは「自分の内面と向き合う時間」のことなんです。

優れた芸術家や作家は孤独な時間と向き合うことで優れた作品を生み出してきました。

心理学者のエスター・ブーフホルツは孤独を「意義あるひとりの時間」と呼んでいるそうです。

まさに「ひとり時間が人生を彩る」に通じる考え方ですね。めちゃくちゃ共感しました。

またブーフホルツは専門誌『サイコロジー・トゥデイ』の中でこんな言葉を残しています。

「心の健康にとって必要なのは愛だけではない。孤独な時間から生まれる仕事と想像も等しく必要だということを覚えておこう」

要するに、孤独がよくないのは「孤独はよくない」という考え方であって、目的と熱意を持って孤独の時間と向き合えば「孤独」は「充実した最高の時間」に変えることができるんです。

孤独な時間で未来が見えてくる

実際、多くの人がひとりの時間と向き合うことで新しい扉を開けた経験を持っているのではないでしょうか?

例えば受験勉強を思い出してみてください。

とても孤独で辛かったでしょう。

だけどそこから得られたものは少なくなかったはずです。

あれだけ勉強したからこそ、自分自身と向き合えたかもしれません。

自分の好きなことに出会えたかもしれません。

英語ができるようになったことで価値観の幅や交友関係は確実に広がったでしょう。

いい大学に入ったことでいい環境や人間関係を手に入れることができたでしょう。

あるいは受験に失敗した経験をバネに成功を手にした人もごまんといるでしょうね。

孤独は人を成長させてくれます

ひとりの時間があるからこそ、人は成長できるんです。

そして成長した人間にはいい交友関係やお金がついてきます。

だからこそ、もし孤独で悩んでいる人がいるとしたら「孤独はよくないこと」という認識を改めて何かにチャレンジしてみるのがいいかもしれません。

心理学者エリック・ショーン・ネルソンは哲学者のマルティン・ハイデガーにとっての孤独が以下のようなものだったのではないかと述べています。

この言葉でこの原稿を締めくくるとしましょう。

「孤独は世界から逃れるためではなく、世界に出会うために必要な条件だった」


参考文献

【はじめて来てくださった方へ】

当ブログでは「いい人生を歩むために自分だけの人生の設計図"ライフツリー"を作ろう!」ということを推奨しています。




自分の生き方に迷っているから、いまいち幸せを感じられない方、今よりもっと充実した人生を歩みたいと考えている方はこちらの記事を一読ください(*^^*)

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ソティ
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