こんにちは。ソティ(@soty_hitorism = Twitter│Instagram)です。
今回は「やらないことリストのルール化に成功したから書き残しておくよ!」がテーマです。
とかく僕たちの日常はやることが多すぎますよね。
勉強、仕事、遊び、恋愛、子育て、趣味……。やることだらけです。
僕らのTO DOリストは常にパンパン。TO DOリストが空になることはありません。多分、死ぬまで。
やることが多すぎると自分が何をやっているか分からなくなります。自分が何を大切にして何のために生きているかも分からなくなってきたしまうんです。
それって実はとても危険なこと。人間、幸せになるために生きているのに、気づいたら自分を傷つけたり、大切な人を大事にできないような生き方になってしまう。
「そんなのゴメンだァァァァァァァ!!!!!」
ってことで、本当にやりたいこと、やるべきことだけまとめたTO DOリストを作れないかってずっと考えてました。
で、気づいたんです。
「やることリストを作るよりやらないことリストを作るほうが大事だな」って。
前振りが長くなりましたが、今回はそんなお話です。
やらなくていいことをやりすぎている
大前提として僕らはやらなくてもいいことをやりすぎていると思うんですよね。
冷静に考えれば「やってもやらなくてもさほど変わらないこと」「自分がやらなくてもいいこと」って山ほどあるじゃないですか?
ですがさも自分がやらなければいけないようにみんな思い込んでいる。不思議なことに。
それに気づいたのが僕にとってのスタートラインでした。
なので「やることが多すぎる!!!」って考えている人は冷静に「本当に多いの?」ってことを考えてみてもいいと思います。
すべてをやるには時間がなさすぎる
で、もしやることが多いとしましょう。
そうなったとき「そのやることって全部できるんですか?」って考えてみましょう。
大半、できないですよね? 全部叶えられる人なんてホントに少数派だと思います。大天才か、やりたいことがほとんどない楽天家かじゃないでしょうか?
では「やりたいことが全部できなかったとき、どうなりますか?」ってことを考えてみるとどうでしょう?
その中に本当にやりたいことがあったとしたら、それを叶えられないことは悲しいことです。
ただより広い視点で見ていくと、すべてできなかったからといって僕らの人生は悲しいものにはならないし、幸福度もさほど変わらないんじゃないでしょうか?
例えば一人暮らしや主婦の方だったら漠然と以下のことをやらなきゃいけないって思い込んでいる人も結構いると思うんですよね。
・掃除
・洗濯
・料理
・家計簿を作る
Etc………
みたいな。この他にもいくらでもあるでしょう。アイロンがけー、とか、買い物ーとか。一見、やらなきゃいけないように見えますよね?
でも別にこれらって究極やらなくても死なないんですよ。あるいは毎日じゃなくていい。
「やらなきゃ」は勘違い
例えば掃除や洗濯は毎日やらなきゃいけないって思う人も多いかもしれませんが、ぶっちゃけ1日くらいサボっても僕らの人生はさほど変わりません。
あるいは「もー、自分でやるのやーめた!」っていってルンバさんに頼るとかね。
料理だって毎日じゃなくていい。たまには外食した方が気持ちは楽になりますよね?
いずれもやらなきゃいけないことに見えると「やらない自分、ダメなやつ……」って思考回路になりがちなんですけど、別にそんなことないんです。
自分がやりたくて、やったら自分の人生が潤うのであればやればいい。だけどそうじゃないんだったらやらない方法を考えたほうがいい。
「やらなきゃ」は世間の常識に縛られた思考停止の状態に近い。
僕らがやらなきゃいけないことって、そんなに多くないんですもん。
人間がしなきゃいけないことなんて意外と少ない
生きていれば色々やらなきゃいけないことはあるでしょう。僕だって色々あります。
生きるというのは習慣や常識という名のしがらみをまとっていくことです。
知らず知らずのうちにまとわりついたしがらみというのはなかなか厄介。僕らはそのしがらみをさも最初から持っていたかのように錯覚しています。大体の人がそれに気づきません。
でも冷静に考えてみてほしいんです。
人間が生きるためにするべきことって、なんですか?
シンプルに、最小限に。
そう考えると、
食べて、
寝て、
子ども産んで、
育てて、
いい感じに死ぬ
ってことくらいじゃないでしょうか?(いい感じに死ぬっていうのは僕の希望なので、究極ここではいらないですね)
要するに僕らは背負いすぎている。
やらなくてもいいことを、やらなくてはいけないことのように思い込んでいる。
だから僕らはそれらのしがらみを、荷物を、下ろしていく必要があるんです。
基本は「未来志向」「ノーススター」「シングルタスク」
じゃあどうやってやらないことを決めるか。やらないことリストを作るか。
ようやく本題ですね(笑)。
基本的な考え方としては
・未来志向
・ノーススター
・シングルタスク
じゃないかなと思います。僕が最も大切にしていることなんですが、これらってとても大事なんです。
未来に目を向けることで「理想の自分」を明確にします。
その「理想の自分」がノーススター(目標)になります。
で、ノーススターに到達するためにシングルタスクで突き進んでいく。
それがなりたい自分になるための最短ルートになるんです。
言い方を変えると、この考え方はやらなくてもいいことを極限まで排除した状態になります。
シングルタスクで突き進むためにいらないものを視界から排除していくんです。
志望校に合格するために机の上に鉛筆と問題集だけ置いてひたすら解く、みたいな。
もし机の上に漫画本やスマホがあったらそうはいかないですよね?
面白いのもので、僕らは勉強するときに漫画本やスマホが机の上にあると「けしからん」って気持ちになるんですが、自分の人生設計の中に邪魔なものがあっても掃除しようとしないんです。
でも受験勉強と漫画本&スマホに置き換えれば、理想の人生を送る上でいかに無駄なものが僕らの前に転がっているか分かりますよね。
なので基本的な考え方として、
・未来志向
・ノーススター
・シングルタスク
を持つといいんじゃないかと思います!(あれ、これまだ本題じゃない?)
やらないことリストの作り方
さて、やっとこさ本題です。たぶん。
じゃあ実際に「やらないことリストってどうやって作ればいいんじゃ!?!?!?」って話ですね。
うん、本題っぽい。ここまで長かった(笑)。
順を追って書いていきますね。
ノーススターを決める
まずは自分にとってのノーススターを決めましょう。
自分の目標だったり、大切なものだったりを設定する作業ですね。
「恋人・家族を大切にしたい」
「趣味を極めていきたい」
「自分が責任者として進めているプロジェクトをどうしても成功させたい」
なんでもいいと思います。自分が心からやりたいこと、望んでいることであれば何でも。
僕の場合はすごーーーくこっ恥ずかしいですが、
「人の幸せに貢献する」
ですね。僕の行動や発信を続けることが誰かのためになればとても幸せ。そのために自分は存在していると思うんですよね。
ノーススターを達成するために重要な“衛星”を3つ書き出す
ノーススターができたらその回りに3つの衛星を書きましょう。
衛星の役割は、ノーススターを輝かせること。ノーススターを輝くものにするために必要なこと。
要するに自分の目標を達成するためにカギになるポイントを3つ書き出すんです。
料理に例えると分かりやすいですよ。
衛星1:料理の腕を磨く
衛星2:食材を買う、いい食材を見抜く目を養う
衛星3:最高のレシピを作る
って感じですね。これができれば最高に美味しいカレーを作ることができますよね。
でも現実には「包丁が必要」とか「お皿を買う」とか「いいキッチンがついた家を探す」のように、ノーススターの本質とずれた“やるべきことと思われること”がたくさん出てきます。
でも3つの衛星のどれにも当てはまらないとしたら、それってやる必要のないことなんです。
だって最高のカレーを作りたいと思ってるのに、家さがしをするなんておかしな話じゃないですか?
このケースだとみんな「おかしいよねー!」ってなるんですが、現実世界では「カレーを作るために家探しをする」って人、結構いるんですよね。というか、ほとんどの人が多かれ少なかれそう。
何か発生したときに“衛星”に該当するか当てはめる
では「やるべきことかもしれないこと」が発生したときにどうすればいいのか?
これは単純に、衛星に当てはめて考えてみるのがいいですね。
料理の例に当てはめて考えてみましょう。
例えば「料理教室に通う」はどこにか当てはまるか?
これは衛星1の「料理の腕を磨く」に当てはまりそうですね。だから「やることリスト」に追加してOKです。
あるいは「レシピの本を買う」を思いついたとします。これは衛星3の「最高のレシピを作る」に当てはまるのでやってOK。
一方、「カレーをよそうためのいいお皿を買う」はどうでしょう?
美味しんぼの海原雄山的な思考回路でいくと必要かもしれませんが(笑)、厳密に分けるなら料理の腕とお皿の良し悪しは関係ありません。
なので「カレーをよそうためのいいお皿を買う」はやらないことに該当します。
衛星に該当しないものはやらない
もしノーススターにも3つの衛星にも該当しないものが出たとします。
該当しないものはつまり「自分の人生の目標・価値観に該当しないもの」かつ「人生の目標や価値観にとって大事な要素に入らない」ことを意味しています。
もしそういうものをやることリストに追加しようとしたら、やらなければいけないことが増えすぎてしまいます。
だからもしどれにも該当しないのだとしたら、それはやらなくていいことと判断してしまいましょう。
もしかしたらやったほうがいいものなのかもしれませんが、直接的に自分の人生や価値観に影響を与えるものじゃないんですから。
例えばカレーを学校の給食で使うようなプラスチックのお皿に盛り付けるのと、素晴らしく綺麗なお皿に盛るのでは後者のほうがテンション上がりますよね? そりゃどちらかと聞かれたら後者を取ります。
でも綺麗なお皿に盛ることで料理が美味しくなるわけじゃありません。お皿を選んで悩んでいる時間があるのであれば、料理していたほうが腕は上達します。
僕らはそうやって日頃から「本当はやらなくていいこと」に引っ張られ、翻弄されているんです。
だからこそ、そのサイクルから抜けましょう。
思い切って、後ろを振り返らずに、目標へ一直線で進むために、今までの習慣を捨てましょう。
ノーススターと3つの衛星に該当しているかどうか。常に考えながら振り分けていけば、やることとやらないことを綺麗に整理できるはずです!
やることが決まったらやること
自分がやらないメリット・デメリットを冷静に考えよう
多くの人は「やらなければいけない」のしがらみから抜け出すことができないものです。
特にどこかしらのチームに所属している場合、人は自分のことを特別な人間だと考えたいものです。
だから「この仕事は自分にしかできない」とか「この役割をチーム内でできる人は自分以外にいない」と考えたくなる。
でも冷静に考えて「特定の人にしかできないこと」って一部の超専門職(漆塗りの職人さんとか)を除けばほとんどないんです。
少々冷たいように思うかもしれません。だけど事実として今の時代、変わりはいくらでもいます。営業でもエンジニアにしてもライターでも何かの管理職でも。
だからまずは冷静に立ち止まって、以下のことを冷静に考えてみましょう。
・自分がやらないメリット
・自分がやらないデメリット(→誰かに代行してもらえないか)
例えばカレーのケースだと……
迷っていること→お皿を買いに行く
自分でやらないメリット→料理に集中できる、余計な手間が減らせる
自分がやらないデメリット→特になし。人を招いたときに出せるお皿がないくらいだけどかなり限定的なデメリット
といった感じで考えられますよね。
自分がやらないで回る方法を考える
またこのケースであれば「人に頼む」という選択を取ることでやるとやらないの中間を選択することもできます。
人に頼んで解決するなら、それを選択するのもありでしょう。
大事なのはやること、やらないことのメリットとデメリットを認識して納得しながら前に進んでいくことです。そうすれば最速で前に進めますし、後ろ髪をひかれるような思いをすることもないですからね。
適任者はあなた以外にいる
自分の目標や価値観を達成したり守っていったりする上で大事になるのが「適任者は自分以外にもいる」と考えられるかどうかです。
人は自分が特別な存在だと思いたい生き物です。
だから「自分にしかできない」「人に任せられない」って考えがち。
でも実際には幻想だったり自分の望み(そうであってほしい)だったりすることがほとんど。特定の人しかできない仕事ってめちゃくちゃ限られますからね。
「自分にしかできない」から抜け出せない人って捨てるのが苦手でどんどん溜め込んでしまう性質を持っています。結果、何も手放せなくなってがんじがらめになって動けなくなってしまう。
いくら能力があってもいざ動こうとしたときに動けなければ止まっているのと同じです。
本当にやりたいことや大切にしたいものが見つかったときに、背負っているものが邪魔になったらもったいないですよね?
だから普段から背負いすぎないことが肝心です。
常に身動きが取れるようにしていくこと。
やることができたときに猛烈なスピードで進めるようにしておくこと。
そのために「自分にしか」の幻想は捨てましょう。
自分が急病や退職したとき会社は潰れるのか?
特に仕事をしていると手放せないものが多くなっていきます。
もしあなたがどうしても手放せない人だったとしたら、こう考えてみるのはどうでしょうか?
・自分が急病になったら会社は潰れるか?
・自分が休暇に入ったらチームは回らないか?
・自分が別の会社に移ったら会社は赤字転落するか?
多くの人は「自分がいなければ仕事が回らない」って考えるものですよね。
でも実際に病気になったり、冠婚葬祭があって急に休まなければならなくなったりしたとき、どうでしたか?
チームが回らずに大幅に成果を落としましたか? 売上が落ちましたか?
あなたがいなくなったことで立ち行かなくなって倒産しましたか?
って考えると、多くの人は「いや、そこまでじゃないけど……」って思うはず。
もしそうだったとしたら、手放してもいいじゃないですか。だって他の人がやっても会社やチームは回っていくのですから。
そりゃあなたがやったほうが効率的だし、チームが円滑に回るし、取引先との関係性も良好かもしれません。でも最悪そうじゃなくたって会社は回っていくものなんです。
そうだとしたらあなたが自分の人生を犠牲にしてまで守るほどのものでしょうか?
人生をかけて守りたい仕事をしている人なら守ればいいと思います。
でも大半の人は家族や友人より仕事のほうが大事ってことはないんじゃないでしょうか?
そうであるなら、とっとと手放してしまいましょう。
ちなみに僕は月数千万PVのウェブサイトの責任者でありながら、3週間の家族旅行に行ったことがあります。
メディア業界ってブラックなのでこれだけまとまって休む人は珍しいと思います。
でも休めるものだし、休んだところでサイトは回っていくものなんです。
しかも休むこと、自分が休むことによってメリットもある。
チームのみんなが自覚と責任を持って対応してくれるので、一人ひとりのスキルが上がります。自分が休むことによって人材育成ができるなら、万々歳じゃないでしょうか?
手放して軽くなりましょう。
そうすれば自分の大切なものを、大切な人たちを、もっと大事にできるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
自分にとって大切なことを認識して、大切なものに向かって一直線で進む。それ以外はやらない。
そうするだけであなたの人生は今よりもっと楽しくなるかもしれません。
僕は少なくともやらないことを増やしたことで人生が充実しました。
お酒もスマホの通知も夜更かしもない生活ですけど、人生めっちゃ楽しいです。幸せです。
もしやることが多すぎて立ち止まっている方がいるとしたら、まずはやることを整理してみましょう。
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参考文献
【はじめて来てくださった方へ】
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