こんにちは。ソティ(@soty_hitorism = Twitter│Instagram)です。
今回は通勤時間を利用して成長する方法について書いていきます。
「通勤時間の有効な使い方って?」
そんなテーマを一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
ただ「考えたけどどうしたらいいか分からない」って人も多いと思います。
実際、通勤電車に乗っている人を観察してみると、大多数の人がスマホをいじっていますよね。スマホで何をやっているかは知るよしもありませんが、友だちや彼氏彼女とLINEしたりニュースを読んだりスマホゲームをしたりして時間を潰したりしている人が過半数ではないでしょうか?
でもそれって結構もったいないんです。
アットホーム株式会社が2018年に行った『都内勤務 20~30 代賃貸一人暮らし会社員の「電車通勤実態」調査(※)』では平均通勤時間が47分でした。また同社が2014年に行った首都圏在住で5年以内に住宅購入をした子持ちサラリーマンを対象とした調査(※)では平均通勤時間は58分でした。
つまり、一日約90分〜120分が時間つぶしで消えているんです。
でももし今のあなたの一員に「何でもできる2時間」が増えたらどうでしょう?
好きなことや自分の成長につながることがたくさんできるのではないでしょうか??
で、もし通勤時間を「自分のためになる時間」に変えられたならあなたの人生はより充実したものになるはずです。
じゃあどうすれば通勤時間を充実した時間にできるのか? それが今回のテーマです。
目次です(*^^*)
通勤時間と年収&幸福度の相関関係
ちなみに通勤時間を有効に使えるかどうかは僕たちの生活に大きな影響を及ぼします。
なぜなら通勤時間が短い人ほど年収が高いという統計や、通勤時間が長くなると幸福度が下がるという研究が出ているからです。
参考:Long commutes to work are as bad as a pay cut when it comes to happiness and wellbeing
もちろん突っ込みどころがないわけではありません。「年収が高い人が中心部に住めるから」という側面もあるでしょう。
しかし通勤時間20分の人と2時間の人とでは一日に使える自由な時間が全然違います。
もし通勤時間20分の人が浮いた100分を有効に使えていたなら通勤時間2時間の人より年収が高いのも頷けますよね?
通勤時間を有効に使えるかどうかは僕らの生活に直結してくるのです、
通勤時間にやることの条件
ではどんなことをしたら通勤時間を有効に過ごせるのか?
まずは「通勤時間」のシチュエーションを洗い出してみましょう。
立ってできること
通勤中にバスや電車で座れる人は限られています。基本的に多くの人は立っている。
ということで「立ってできること」は必須条件としなければいけないですね。
立ってできることは座ってもできるでしょうから立ったときをベースに考えていくことにします。
狭いスペースでできること
通勤といえば満員電車。特に東京に住む人は満員電車に悩まされているのではないでしょうか?
朝のJRなんてひどいものです。呼吸が苦しい。パーソナルスペースなんてない。泣きたくなる。
なので「狭いスペースでできること」「身動き取れなくてもできること」も念頭に置いておきたいところです。
5分のスキマ時間でもできること
そして通勤をしていれば乗り換えをする方も多いのではないでしょうか?
勤務地まで一本でいける人はいいですが、何回か乗り換える人やその区間が5分程度という人も多いはず。
ということでなるべく「スキマ時間にできること」も条件に加えたいですね
通勤時間にはこれをやるべし!
条件を改めてまとめると以下になります。
・立ってできること
・狭いスペースでできること
・身動き取れなくてもできること
・スキマ時間にできること
これらに当てはまってかつ有効に時間を使えることを挙げていくことにしましょー!
読書
王道は読書ですね。
通勤時間が片道1時間、往復で2時間の方は一日2時間読書ができることになります。
一日2時間も本が読めたら成長につながること間違いなしでしょう。
その根拠となる統計を紹介しましょう。
年収と読書量を調べた統計を見ると、両者に相関関係があることがわかりました。
(※「本を読んだから年収が高くなる」のか「年収が高い人は本を読むなど新しい知識を入れる習慣ができている」なのかは定かではありません。ただしいずれにしても本を読む習慣にメリットしかないことは間違いないでしょう)
年収1000万円以上の高所得者の方々は月平均7冊を読んでいました。
年間に直すと7冊×12カ月で84冊になります。
ではもし通勤時間の2時間を読書にあてたとして、年間84冊を読もうと思ったら一冊にどれくらいの時間をあてられるのでしょうか?
年間の平日数はだいたい261日。
261日×2時間=522時間。
522時間÷84冊=6.21時間。
一冊あたりにあてられる時間は6時間ちょっと。
一冊6時間なら読める気がしませんか??
ちょっとペースアップすれば年間100冊も見えてきます。
年間でこれだけ本を読めば人生観を変える一冊にも出会えるはず。
もし出会えたならムダだった通勤時間を「いい時間にできたな」って実感できることでしょうね。
僕も読書をすることが一番多いですね。人生を変えてくれるような本に出会うこともできました。
とてもオススメです!
オーディオブックを聞く
読書がしたいけどギュウギュウ詰めの満員電車の中では本を開くことすら難しい……。
そんな時間帯に通勤しなければいけない方も少なくないと思います。
そんな方にオススメなのがオーディオブックです。
オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」です。耳だけで読書を楽しめるため、文字を読むのが難しい方のほか、ランニング中、電車や車での移動時間、家事の最中など生活のあらゆるシーンで「ながら読書」を楽しめます。
聞きながら読書ができる。
むしろ立ちながら聞くことに集中する習慣をつけられれば読書より効率的に情報収集することができます。
僕の場合、読書を終えたときや徒歩で移動しているときはオーディオブックを聞くことが多いですね。
特に歩きながらのオーディオブックはめちゃくちゃオススメです。
歩いている最中は集中力が高まりますから情報が頭に入ってきやすいんです。
慣れてきたら1.5倍速や2倍速で聞けるようになってきます。そうするとより効率的に情報を頭に入れることができますよね。
オススメです!
アイディア出し
アイデア出しの時間に使うのもいいでしょう。
そもそもの話、人間にとって立っている時間ってとても自然で体にいい。逆に座るのは体によくないことが数々の研究で分かってきています。
15分以上座り続けると認知能力と集中力が低下することが分かっています。
逆に言えば立ったり歩いたりしながら考えるほうがいいアイデアが浮かびやすいんです。
紙とペン、あるいはスマホさえあればメモが取れますから立っていたって歩いていたってできますよね?
僕もよくアイデア出しをすることがあります。
意図的にアイデア出しの時間を作ることもありますし、読書をしながらアイデアが閃いてそのままバーっとペンを走らせることもあります。
これがまた結構、いいアイデアが浮かんでくるんですよね。
通勤時間って制限時間がありますから「時間内にアイデアを生み出そう!」って脳をフル回転してくれるんです。だからダムが決壊したみたいにバーっとアイデアが出てくることがあって面白い。
趣味でも仕事でもデートや旅行のプランでもなんでもいいと思います。
一度試してみると、ハマるかもしれませんよ?
瞑想
「脳をフル回転させると仕事前に疲れちゃう」って人には瞑想がオススメです。
電車の中って神経をすり減らしやすい要素が揃っていますよね?
人混み、騒音、振動、目に入ってくる広告という名の雑音……。
通勤が疲れる理由って結構たくさんあるんです。
そんな中で「疲れないための時間を過ごす」かつ「集中力をアップさせるには?」と考えた結果、「瞑想してみるのもあり!」という結論に至りました。
電車の中で立ちながら目を閉じてゆっくりと呼吸する。呼吸を整えて、呼吸に集中する。
周囲の音が気になると思いますがそれも受け入れつつ、気がそれても呼吸に集中するように注意を移していく。(※呼吸法の詳細は参考文献を参照してください)
そうすれば通勤のストレスを最小限に抑えることができます。
通勤のストレスを抑えられれば会社に着いた瞬間からフルパワーで仕事ができますし、瞑想で集中力がアップしますからパフォーマンスの向上にもつながります。
幸いなことに通勤電車ではうたた寝している人もたくさんいますから、目を閉じて呼吸していても変な人だと思われる心配もありませんしね(笑)。
立って「健康にいいことをしている」と言い聞かせる
もし何かをやるのがどうしても難しい場合、マインドセットを利用して「健康にいい!」と考えてみるのも一つの手です。
馬鹿みたいって思うかもしれませんが、これが意外とそうじゃないんです。
思い込みは人を変えることが分かっています。そしてこれは科学で証明されていることです。
「薬です」といって小麦粉を渡されたとしても薬と思い込んで小麦粉を飲めば風邪は治ってしまう。プラシーボ効果といわれる現象ですね。
面白い実験を紹介しましょう。
心理学者のアリア・クラム氏は全米の7つのホテルで客室係を対象に実験を行いました。
客室係は1時間に300キロものカロリーを消費します。しかし、多くの客室係は「自分は定期的に運動をしていない」と思っていたそうです。実際、平均的な客室係の体型はオフィスワーカーとほとんど変わりませんでした。
そこでクラム氏は客室係が行っている仕事でいかにカロリーが消費されるか、ひと目で分かるポスターを作成しました。さらにプレゼンを行い、普段の業務が健康効果が期待できるほどハードなものだと伝えました。
そして4週間後、再び客室係たちの状態をチェックしてみると、体重と体脂肪が減少して血圧も下がるという驚くべき効果が見られました。
もちろん業務内容は変わっていません。
変わったのは一つ。「自分は運動している!」と認識したこと。
それだけでこれだけの変化があったのです。
まぁ彼女たちの場合は実際に体を動かして運動していたことが大きかったわけですが、通勤電車の中でも多かれ少なかれ体を使っています。
立つのは健康にいいことですから「健康にいい!」と認識すれば良い変化が現れる可能性が高まります。
ちょっとしたことですが、ちょっとした考え方の変化で体に大きな違いが出てきますからやってみて損はないと思いますよ!
結局、一番大事なこと
いかがだったでしょうか?
今回は気軽に簡単にできることだけを挙げてみました。しかも得られるリターンは抜群です。
もちろん、ここに書いたこと意外にできることもあるでしょう。
なのでいろいろ試しつつ、自分の形を見つけていってもらうのがいいと思います。
ただし、何をやるにしてもいい時間を作るためのポイントがあります。
最後にそれをお伝えしますね。
時間を無駄にする最大の敵は「迷い」
結局何が一番大事かっていうと「迷いをなくすこと」なんです。
通勤電車に乗ったとしましょう。
乗ったときに「さて、なにしようかな」と考えてなんとなくスマホを取り出してなんとなくニュースを見るのと、電車に乗った瞬間に本を取り出して読むのだと、どちらが充実した時間を過ごせると思いますか?
おそらく後者という方がほとんどだと思います。
では最大の違いは何かというと「迷いがない」という点なんです。
行動に移すまで迷いがない。つまり最短・最速で行動に移すことができるんです。
これって小さいようですごく大きなことですよね。
何をやるにしても「●●のときは××をする」と決めておけるのが強い。
「通勤電車では読書をする」
「移動中はオーディオブックを聞く」
「通勤電車で座る機会があったら瞑想してみる」
そうやってやることを決めておきさえすれば、あなたは通勤時間を有意義に過ごせるはずです。
そしてその有意義な通勤時間はあなたの人生にちょっとした彩りを加えてくれることでしょう。
最後になりますが、この記事をきっかけに「何かやってみようかな」と思ってくださる方がいたらとても幸せです。そうなったら、いいな。
参考文献
【はじめて来てくださった方へ】
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