今回は「文章の最後に何を書くべき?」がテーマです。
▶ 文章の最後がうまく書けなくて悩んでいる方
▶ 記事をうまくまとめられなくて困っている方
▶ 人の心をつかむ文章の書き方を知りたい方
そんなあなたにオススメの記事になります。
文章の締め方って、悩ましいですよね。
そんな思いを抱かれている方も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は文章の締め方について、具体例をまじえながら見ていきます。
人の心をつかむために必要な締め方のコツとは? 知りたい方は先にお進みください^^
目次です(*^^*)
そもそも理想の文章構成って?
文章の締め方に入る前に、文章全体の構成について触れておきましょう。
全体の流れが分からないと、「なぜ最後にこう書くべきなのか」が分からないですからね。
まとめ方に関してはこちらの記事で解説していますので、目を通してみてください^^
要するに……
・最初に記事のテーマを明確にする
・テーマを説明するために必要なことを3つ挙げる
・最後にまとめる
これが分かりやすい文章の基本構成です。
なぜ最後が大事なのか?
じゃあ、なぜ最後が大事なのか? 理由は人間の脳の構造にあります。
人間の脳は「最初と最後の出来事が記憶に残りやすい」という特徴を持っています。
いわゆる「初頭効果」と「終末効果」と呼ばれるものですね。
特に終末効果はとても大事。
例えばこんな経験、ありませんか?
最初はすごく紳士だったのに急にホテルに誘ってきた、とか。
とっても可愛くて会話も超ハズんだのにいきなり年収聞かれたとか(笑)。
それまで楽しかった思い出をすべて吹き飛ばすほど、強力な効果があるんです。
反対に中盤で中だるみしたとしても最後が良ければ「終わりよければすべてよし!」ってなりますよね?
サッカーを観に行って89分間は超つまらなかったのに最後の1分で立て続けにゴールが決まって逆転勝ちした、とか。
ディズニーランドの行列待ちで会話途切れちゃったけど、帰り際にサプライズでプレゼントをくれた、とか。
文章でも同じです。
それまでが良くても、締めが微妙だと文章全体が微妙という印象になってしまいます。
最後がまとまっていないと、文章全体がバラけた印象になってしまうんですね。
反対に、いい締めをすることができたなら、文章全体の印象が良くなります。
要するに、自分の伝えたかったことを100%相手に伝えられることにつながるんです。
だからこそ、最後はカッチリと締める必要があるんです。
最後に持ってくると文章がまとめる3つの必勝パターン
ではどんな締めのパターンがあるのか。
具体的に見ていくことにしましょう!
全体のまとめ(ポイントの振り返り)
これが一番ベタな締め方ですね。
文章全体から大事なポイントを抜粋してチェックリストにします。
小見出しや各章で一番伝えたいことをまとめるイメージですね。
例えばこんな感じ↓↓
最後に大事なポイントがまとまっているだけで文章全体がまとまっている印象になり、説得力が増します。
詳しくは「まとめ方」記事に書いたので、こちらをご一読ください^^
これはとても簡単なので、誰でもできます。その割にまとまっている印象を与えられるのでコスパ最強です。
迷ったら「要所をまとめる」をやっておけば間違いないでしょう。
結論、ネタバラシ
結論や大オチを最後まで引っ張るパターンもありますね。
各章では大事なことを説明しつつ……
「長々と書いてきましたが、結局一番言いたいことはこれです」
って形にまとめる感じですね。
例えば、「仕事のパフォーマンスを上げるためには体調管理が必要」という記事があったとします。
内容としては……
・長時間労働は生産性を下げる
・疲労によって脳の動きが鈍くなっている
・仕事術やサプリなど小手先のテクニックは本質的な解決にならない
・生産性を上げるためには「睡眠」「運動」「食事」の改善が必要
みたいな感じです。
じゃあ、まとめとしてどんな感じにするかというと、僕だったらこう書きますね。
要するに、ちゃんと寝て、タバコとお酒を控え、運動しようってことですな!
そうすれば自然とパフォーマンスは上がりますからね。
要所を押さえつつ、しっかりと結論を書いていますよね。
シンプルですけど伝わりやすい構成なので、使いやすいと思いますよ。
壮大な前振りの後のオチ
あとは最後までオチを言わないで、最後の最後で明かすってパターンもあります。
もったいぶってもったいぶって、前フリして前フリして。シュタインズ・ゲート式ですね。
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先ほどの記事でやるとすると、こんな感じ。
・長時間労働は生産性を下げる
・疲労によって脳の動きが鈍くなっている
・仕事術やサプリなど小手先のテクニックは本質的な解決にならない
ここまで来てまだ本題の答えは出ていないですよね。
読者としても、
って気持ちになってきているはず。
なので、最後に明確な答えを出してあげると効果的になります。
じゃあどうやったら仕事の効率上がるんじゃい?って話なんですが、結局答えはコレになっちゃうんですよね。
・しっかり寝ろ!
・変なもの食べるな!(喫煙、飲み過ぎ厳禁)
・運動しろ!
シンプルですけど、コレ以外の方法がないんです。
体の状態を整えられれば集中力が増して体力も充実します。そしたら仕事の効率なんて勝手に上がります。
他は小手先のテクニック。本質的な解決にはなりません。
なので、
「睡眠時間、足りてないなぁ」
「暴飲暴食気味……」
「全然運動してない(・_・;)」
って思い当たる方は、普段の生活を見直せば仕事の効率も自動的に上がりますよ!
※ここで補足する記事を入れるとなおよし
こんな感じです。
もしもっと分かりやすい例を見たいという方は『イニシエーションラブ』を読んでみてください。
痛快です。
一番伝えたいことは一番最後に
これらのやり方で書くとしても、他の方法にするにしても、大事なことは「一番伝えたいことは最後に」を心がけることです。
最後に伝えたいことを言い切る。
それが相手の頭の中に自分の考えを移行する上で最も効果的な手段です。
ということを前提に、ちょっとした注意点をお伝えしておきますね。
追伸(PS)をうまく使おう
メッセージのやり取りをするとき、最後に「PS」を使うことってありませんか?
もし使っていないなら、うまく使っていくことをオススメします。
なぜなら「PS」は必ず文章の最後に入るからです。
つまり、本文の内容より相手の頭に残る可能性があるんです。
例えば何日か前に食事に行った取引先の担当者から仕事のメールが来たとします。
20代前半のゆるふわ女子としましょう。
本文は何の変哲もない実務的な内容です。しかし、もしこんな一文が付け加えられていたら、どんな気持ちになりますか?
…
…
…
はい、イチコロ、いただきました。
もう本文の内容なんて思い出せないですよね。むしろ「この一文以外ありました?」みたいな。
イケメン男子でもいいですよ。
竹野内豊、ディーンフジオカ、星野源……。好きな人を思い浮かべてください。
…
…
…
キタァァァーーーー!!!\(^o^)/
ってなりますよね?
本文とか、仕事とか、どうでもいいっすよね。
この例は極端かもしれませんが、それほどの魔力が「PS」にあると覚えておいて損はないと思います^^
結びの一言はマジで無駄。むしろマイナス
逆に避けたいのが「結びの一言」を使うこと。
これ、本当に無駄なのでやめたほうがいいと思います。
なぜなら「結びの一言」とは、一番相手の記憶に残る箇所で一番相手の記憶に残りそうもない言葉を使ってしまう行為だからです。
・よろしくお願いいたします
・簡単ですが、お礼まで
・まずはお知らせ(お礼/ご報告)まで
・取り急ぎ、ご案内(お返事)申し上げます
・用件のみにて失礼します
・ひきつづき期待しています
・お互い健やかに過ごしましょう
・ますますのご活躍をお祈りします
・さらなる飛躍を願っています
・これからも元気にがんばってください
これ、記憶に残りますか?
残りませんよね。
メールや手紙はもちろん、文章を書くときも同じです。
最後に記憶に残らない表現を使うのは、文章全体の価値を落としてしまう残念なライティングと言ってしまえちゃいます。
無難な言葉を選ばず、自分が伝えたいことを書くのが一番なんです。
まとめ
最後の印象次第で記事全体の印象が変わってくるわけが分かったのではないかと思います。
文章のまとめ方って難しいですから、まずは……
・全体のまとめ(ポイントの振り返り)
・結論、ネタバラシ
・壮大な前振りの後のオチ
いずれかのパターンに当てはまることを意識していけば、まとまりのある文章を書いていけるようになるはずです!
それが、僕が一番伝えたかったメッセージです。
おすすめ記事・参考文献
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