人と話すのって難しいですよね。伝えるのって、とても難しい。
話す内容が見つからない。逆に話しているうちに長くなってしまう。必要じゃない情報を入れてしまう。
例えば「前話したと思うんですけど」とか「前提として●●なんですが」って、別に必要ない。だけど、なんとなく入れて話してしまう。
「じゃあ、どうやって話せばいいの?」と悩んでいる人は、この本を読むといいでしょう。
今回は『1分で話せ』をレビューしていきます。
ちなみに本の読み方や読書のルールはここにまとめてあるので、はじめての方はこちらを見てもらえるといいと思います。
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目次です(*^^*)
今回読んだ本
とりあえず内容を3行でまとめると?
まずはざっくり要約します。
①「相手は会話の80%を聞いていない」を前提に話すべし
②プレゼンは「相手の頭に自分の考えを移植していく作業」である
③会話の基本は「結論」+「根拠」+「例・エピソード」
こんな感じ。ここからは読む上での下準備から核心部分の詳細まで書いていくので、上の3行を見て「あんまり興味ないなー」と感じたら進まなくていいと思います。
読書前の下準備
読み始める前に行っていた下準備を記録しておきます。
本書を読む動機・目的
・コミュ障なので会話が苦手
・うまく話せていない自覚があって、なんとかしたい。賢く話したい
・具体的な解決策を探していた
自分のスタート地点
話すのが苦手。これにつきます。
自分の中に素晴らしい考えや面白いアイデアがあっても、誰かに伝えられなければ意味がない。形にならない。
じゃあどうやってアウトプットするかというと、大半は「会話」になりますよね。資料にまとめるにしても、プレゼンするにしても、最終的にどんな企画なのか、どんなプロジェクトなのかを伝える手段は「しゃべり」です。
自分の場合、書くことは慣れています。だから、書くまではうまくアウトプットできる。だけど、話すとなると、難しい。
・頭の回転が速くない
・もともと緊張しい、人前が苦手
・そもそも普段の会話すら、ちゃんとできているか怪しい
という特徴を持っているので……。克服していくべく、本書を手に取りました。
要約すると?
結論、シンプルが最高
結論から書くと、
「自分が一番伝えたいことだけ、話す」
「自分の一番伝えたいことを、相手の頭に移植できるように話す」
これだけです。シンプルですよね。
まず大事なのは「自分が一番伝えたいことが何か」が自分の中ではっきりしていること。
自分の中で伝えたいことがはっきりしていれば、話の軸ができてきますからね。
ただ、これだけだと少し足りません。
例えば「ブログをしていく上で、毎日必ず1本は記事を書くことが大事」という結論があったとしましょう。これだけだと、相手は「なんで?」と考え、その先の答えがないと説得力に欠けてしまう。
だから、
・毎日書くことで習慣化していく
・習慣化することでブログの記事が増え、たくさんの人が読んでくれる
・ブログの記事が増えていくことでGoogle先生に評価される→より多くの人の目に止まりやすくなる
というように、根拠を添えてあげると、説得力はぐんと上がります。
よって、「結論+根拠3つくらい」をベースに会話を組み立てていけば、自然といい話し方になっていくんです。
しかし、なんでそこまでシンプルにする必要があるんでしょうか?
理由は「人は人の話を基本、聞かない」からです。

スタートラインは「人は人の話を聞かない」
どうすればうまく話せるのかを考える前に、前提として頭に入れておきたいのが「人は相手の話を80%は聞いていない」という点です。
人は相手の話の大部分を聞かない。聞いたふりをしているけど、実際に頭に入ってくるのはごくわずか。20%……もしかしたらもっと少ないかもしれません。
実際、思い出してみるのがいいと思います。
「昨日一日で人とどれくらい話しましたか?」
「相手の話をどれくらい覚えていますか?」
そう質問されて、会話の節々まで覚えている人はほとんどいないと思います。
一方、こんな聞き方だったらどうでしょう?
「昨日、●●さんとどんな話をしていましたか?」
こう聞くと「こんな話だったよ」って一言で答えられるのではないでしょうか? 「旅行の話だったよ」とか「次の会議の下準備だよ」とか。
要するに、人は「会話のざっくりした内容」は覚えているものなんです。
だからこそ、これが重要。
「(相手が要約した)ざっくりした内容」と「自分が一番伝えたかったこと」を一致させる話し方をする
シンプルですが、一番忘れがちなこと。これを意識するだけでも、違ってくるんじゃないでしょうか。
「伝えすぎ」がアダになるケースも?
また、仮に相手に100%真剣に話を聞いてもらえたとしても、それはそれで問題になるケースがあります。
人間の記憶には限界があります。脳の容量は限られているので、人は「自分には必要ないな」と思う記憶を消去していくようにできているんです。
例えば会議が1時間あったとします。本来、全部の内容を覚えてなければいけない。しかし、人間はそんなに優秀じゃありません。
大概は、
・自分に関係のある部分の記憶を残す
・自分に関係のない部分の記憶は削除する
という作業を行います。
この特徴を知って会話するか、知らないで話すかでは大きな違いが出てくるでしょうね。
例えばあなたの友人が話しを聞いてくれるタイプの人だとします。1時間、真剣に話を聞いてくれた。
しかし、会話が終わったあとに「自分が一番伝えたかったこと」と「相手が一番大事だと感じたメッセージ」が一致するかというと、必ずしもそうじゃない。
なぜなら「話しすぎて、一番伝えたいメッセージを相手がどれか判断できない」から。
会話の量が多くなると、相手が受け取るメッセージも多くなる。受け取ったメッセージの中からいちばん大事なメッセージがどれか探す作業って大変ですよね


どちらがわかりやすいかは明白ですよね?
僕も本当はもっとシンプルに話したいし、シンプルに書きたい。ブログで長文は書きたくない。ただ、ブログという特性上、書く必要がある。
だから、長文になるかわりに、記事の頭にまとめを持ってくるなど、工夫してみています(どうですか? 伝わってますか?)
要するに、「長けりゃいいもんじゃない」「シンプルが一番」ってことですな。
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「結論+根拠+たとえば」で十分
じゃあ、具体的にどんな話し方をすればいいのか?
結論は、シンプルです。
1.結論を話す
2.根拠を話す
3.根拠に対する「たとえば」を2つほど話す
4.「2」と「3」のセットを計3回行う
5.「以上の根拠から、●●(結論)を行うべきです」とまとめる
どうですか? シンプルですよね、とても。
ムダを削ぎ落として、自分が一番伝えたいことだけを伝える。これが、会話でいちばん大事なことです。
結論から話し、根拠を添えていく。根拠だけだと、相手の頭の中にイメージが浮かびにくい可能性があるので、「たとえば」で具体化していく。それが2つほどあれば、だいたいイメージできることでしょう。
で、根拠が3つくらいあれば、結論への説得力が出てくる。
最後に「だから、こう結論付けました」と添えることで「結論→根拠→例→結論」という流れができる。そうすると、話がまとまって聞こえるというわけです。
「結論+根拠+たとえば」は文章でも使える
ちなみに「結論+根拠+たとえば」は文章でも応用できます。
いい文章の条件は、シンプルなことです。
根拠は3つあります。
1つは、ほとんどの人がすべての文章を読まないため。
例えばスマホで記事を読むとき、大半を読み飛ばしていませんか? 読むところは、目に入ったキャッチーな小見出しだったり、画像だったりしませんか? その感覚はあなただけじゃなく、みんな持っている感覚です。
2つ目は情報量を絞ることで、伝えたいことを明確にできるからです。
よく雑誌で「2万字インタビュー」ってあるじゃないですか? でも、読んでみると「で、結局、言いたいことなんなの?」ってことありませんか? そうなんです、長すぎるとまとめるのが難しくて、結果として何を言いたいかわからなくなってしまう。だから、短くてシンプルな方がいいんです。
3つ目は「わかりやすさ=賢さ」だからです。
シンプルにモノを伝えようとするとき、要約する必要が出てきます。話をうまく要約できる人は賢く見られますから、筆者への好感度が上がる。好感度が上がれば、次読んだ文章もいい文章に見えてくる、というように、いいサイクルを作ることができます。
以上の3点から、シンプルさこそ、いい文章の条件だと考えます。だから、みなさんもシンプルな文章を心がけて書くのがいいでしょう。
って感じ。どうでしょう? なかなかまとまっていませんか?
話でも、書くでも、大事なことは一緒ってことですな。

自分にどう取り入れる?
1.結論を話す
2.根拠を話す
3.根拠に対する「たとえば」を2つほど話す
4.「2」と「3」のセットを計3回行う
5.「以上の根拠から、●●(結論)を行うべきです」とまとめる
この部分を守るだけでも、良い話し方になるのは見えています。ムダを削って、シンプルに。心がけていきたいですねー。
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こんな人におすすめ!
・会話、人前で話すこと、論理的に考えることが苦手な人
→どう話を組み立てていけばいいかがわかります
・文章を書くのが苦手な人
→文章も基本構成は同じなので、役立ちます
内容(本書より引用)
1分でささる伝え方!
●ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師 孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」!
・プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。
●1分で話せない話は、どんなに長くても伝わらない
・「話が長い、手短に話せ」言われる方は少なくないでしょうが、伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」というもの。長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、相手に伝わらない一番の原因。そこで本書では、伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、「言い切れない」というメンタルの部分の話から、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。
【はじめて来てくださった方へ】
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