テクノロジーの発達に伴い”聴く本“ことオーディオブックが徐々に普及してきましたね。聴きながら読書ができるというメリットが忙しい現代人のニーズとマッチし、活用する人が増えてきています。
ただ一方で、こんな疑問を持つ人も少なくないはず。
ちゃんと本の内容頭に入るの?
聴くだけじゃ頭に残らないんじゃ……
当然の疑問だと思います。
そこで今回は「オーディオブックって本当に効果あるの?」と題し、読む本との違いや効果の比較を行ってみました(*^^*)
目次です(*^^*)
そもそもオーディオブックとは?
そもそもオーディオブックって何かというと……
耳で聴く本。
ナレーター(声優)が本を読み上げ、その内容を聞くことによって知識を得る読書の新たなスタイル。
です。
詳しくはこちらの記事に書いてありますので、こちらをご参照ください(*^^*)
オーディオブックの学習効果を調べた研究
さて、本題です。
オーディオブックで読書した場合にしっかりと内容を理解できるのか?
結論から書くと……
・紙の本に比べると学習効果(効率)はやや落ちる
・しかし電子書籍と理解度はあまり変わらない
・なので場面に応じて活用するのが◎
という感じです。
科学的根拠はパレオさんのブログで紹介されていますので、こちらを御覧ください(*^^*)
ざっくりまとめると、ペンシルバニア大学の論文(※)で、
という結果が出ています。
なので”聴く読書”だからといって煙たがることなく、「活用できる場面で活用したらいいんじゃないの?」という話になるわけです。
紙の本と比較したときの理解力の差は?
ただし、この論文には少し突っ込みどころがありまして。
オーディオブックと比較されたのが電子書籍だったのですが、電子書籍はというと……
紙の本に比べると電子書籍は理解度がやや落ちる
という傾向にあります。
つまるところ、
電子書籍とオーディオブックの理解度が同じ=紙の書籍を読んだほうが理解度が高くなる
ということができるんです。
だから「理解度」という単純な比較をすると、紙の本が優勢という話になるんですね。
ただし、後で書きますがだからといって「オーディオブックが無意味」というわけではありません。むしろオーディオブックを活用したほうがいい場面もたくさんあります。
なのでそこは単純に考えすぎないほうがベターですね(*^^*)
電子書籍と比較したときの理解力の差は?
次に電子書籍とオーディオブックの比較なのです。
先程も書いたとおり……
電子書籍とオーディオブックの理解度の差はほとんどない
です。
なので普段から電子書籍をメインに読書するという方は、学習効率の面は気にしなくていいと思います。
あとは場面に応じて、適切な方を選んで読書していけばいいのではないでしょうか(*^^*)
オーディオブック、紙、電子書籍(デジタル)のどれがいいのか?
ここまで比較を書いてきましたが、
で、結局どれを選べばいいの?
という声もあると思います。なのでここではその声にお答えして、場面別の活用法に触れていきますね。
原則紙の本を使うのがベスト
結論を書くと、
原則、紙の本を選ぶのがベスト
ではあります。読書の第一の目的は知識をインプットすることですよね?
インプットする上で最も効率がいいのが紙の本なら、紙の本を選ぶのがベストでしょう。その点は揺るがないと思います。
ただし、オーディオブックを使ったほうがいい場面もある
ただし、だからといって「いつも紙の本を選べ」というのが生活だとは思いません。
なぜなら生活していて”紙の本を読めないシーン“というのはたくさんあるからです。
紙の本にこだわるがあまり読書機会が少なくなってしまっては本末転倒ですよね?
なのでオーディオブックを活用して読書ができる場面なら積極的に活用していくのがベターな選択といえるでしょう(*^^*)
歩きながら走りながら紙の本を読むことはかなり難しい
一番イメージしやすいのは”ながら使い“ですね。
特に歩きながら読書したりランニング中に読書したりする場合、紙の本でやろうとするのはめちゃくちゃ難しいですよね?
歩いたり走ったりしているときは脳が活性化しているのでインプットのチャンスだったりします。しかし、紙の本だと何かと不便でできない……。
そんなときにオーディオブックがあるといいですよね。
体は動いているけど脳のリソースはほとんど使っていない状態なので、読書するのに支障はありません。
こういうときこそオーディオブックの出番、と言えるわけですね(*^^*)
掃除、洗濯、料理……手が使えない場面もたくさんある
他にも日常のシーンで手を使えない場面はたくさんあります。
などなど。
こういった場面でもオーディオブックは便利です。
どれもほとんど習慣化された行動で脳のリソースを使っていませんからね。
満員電車で紙の本を広げること、できますか?
ビジネスマンなら通勤中は読書せよ
というような声はいたるところで聞かれます。
ただ実際に満員電車に載っているときに本を開くことができるかというと……難しいという方も多いのではないでしょうか?
しかしそんなときでもオーディオブックならいけちゃいます。
再生ボタンさえ押せばあとは聴くだけ。イヤホンが耳から外れない限りは読書を続けることができます。
ちょっとした時間の使い方の違いですが、読書することで得られるものはめちゃくちゃ大きいです。例えば、収入とか。
ということで、もし通勤時間をなんとなく過ごしてしまっているとしたら……オーディオブックは一つの選択肢ではないでしょうか?(*^^*)
まとめ
最後に今回の内容を振り返っていきましょう!
▶理解度では紙の本が一番高いよ!
▶ただし紙の本を使えない場面もたくさんあるよ!
▶場面に応じてオーディオブックは大活躍するよ!
という話でした!
繰り返しになりますが、オーディオブックは万能ではありません。紙の本に勝てない部分もあります。
しかし、すべては使い方次第です。
うまく使いこなせば、紙の本で得られる成果以上のものを手にすることはできます。
そもそも世の中、読書していない人が大半です。
聴くことで読書するだけでも、大半の人をごぼう抜きしてリードを奪うことができます。もしそうなったら……様々なメリットが得られるはずです。
これらのメリットを手にするか、みすみす逃すか。
すべては自分で決められます。あなたはどちらの未来を選ぶでしょうか?
おすすめ記事・参考文献
【はじめて来てくださった方へ】
当ブログでは「いい人生を歩むために自分だけの人生の設計図"ライフツリー"を作ろう!」ということを推奨しています。自分の生き方に迷っているから、いまいち幸せを感じられない方、今よりもっと充実した人生を歩みたいと考えている方はこちらの記事を一読ください(*^^*)
ご相談、ご質問も受け付けてます!
ご相談、ご質問がある方はこちらまで!僕でお力になれるなら幸いです。誠心誠意回答していきます(*^^*)Special Thanks
僕の人生を変えてくれた人たちです(*^^*)▶メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」
▶年間5000本の論文を読む鈴木佑さんのブログ『パレオな男』