読書時間は人生に幸福をもたらすという研究を読んで以来、朝に必ず読書をする習慣をつけました。
今回はどんな読書をしていく上で参考になるかもしれない『東大読書』のレビューをしていきます。
なお、本の読み方や読書のルールはここにまとめてあります。
目次です(*^^*)
今回読んだ本『東大読書』
内容(本書より引用)
★本書の特徴★
マネするだけで、誰でも、どんな本でも!!1.速く読める
2.内容を忘れない
3.応用できる東大生は、そんな超・実践的な読書術を自然と習得していました。
ホントは教えたくなかったノウハウを、一冊に凝縮します!★一生使える、5つの「スゴい読み方」★
「読み込む力」を劇的に上げる……………仮説作り
「論理の流れ」がクリアに見える…………取材読み
「一言で説明する力」を鍛える……………整理読み
「多面的なモノの見方」を身につける……検証読み
「ずっと覚えている」ことができる…………議論読み
とりあえず内容を3行でまとめると?
まずはざっくり要約します。
- 読書のポイント『読書前の下準備』『読書中の考え方』『読書後に知識を定着させる方法』が学べる
- 読書は「読む」ではなく「質問する」
- 情報を仕入れるだけじゃ意味がない! 知識に変えて、はじめて自分の武器になる
こんな感じ。ここからは読む上での下準備から核心部分の詳細まで書いていくので、上の3行を見て「あんまり興味ないなー」と感じたら進まなくていいと思います。
読書前の下準備
読み始める前に行っていた下準備を記録しておきます。
本書を読む動機・目的
- 読書のコツ、速読の方法の確認とアップデートがしたかったから
- ぶっちゃけ表紙買い。デザインがシンプルで購買意欲をそそられた
- アウトプットをどうしているのか、気になった
自分のスタート地点
年間100冊くらいのペースで読書する習慣はついている。ただ、時間的な成約がある中で「いかに効率的に読書するか」「どうアウトプットしていくか」は常に課題になってきます。
読書のスタイルは確立されてきたのであまり読書術の本は読んでいなかったんですが、久々にリアル書店にいって手にとってみて、表紙のデザインと手触りがよかったので(笑)、購入してみました。「(笑)」って書きましたが、結構重要。自分の気に入った本のほうが、読書に身が入りますからねー。
要約すると?
読み始める前の準備〜推理思考を身につける〜
まずは「読み始める前の準備が大事だよー」という話。本はただ単に手にとって読むだけだと頭に入りづらい。読む前のちょっとした下準備によって、理解力が大きく変わってくる、と。
例えば表紙を見るだけで、いろいろな情報が入ってきます。表紙は筆者が伝えたいこと、本の主題が詰まった最高の情報源なので、ここから「どんな話なんだろう?」「何が知れるんだろう?」と考えていくことが大事。ここで考えることで、本を読む上での心構えができる。心構えができたほうが、理解力が高まる。
そういう意味では……
本はすべて推理小説である(これから何か絶対起こる!)。
自分は常に探偵である(本の内容を読み解いてやる!)。
みたいな意識を持っていくのがいいのではないかと。
読む〜筆者や本へ、取材する気持ちで〜
じゃあ、読み始めてからのポイントはというと、
筆者や本に取材する気持ちで読むこと
になります。「読みながら考える」とか「読みながら疑問を持ったら質問する」を習慣づけすることで、思考力を身につけられる。だから、本を読みながら「なんで筆者はこう話しているんだろう?」と考え、読み進めながら答えを見つけたり、読み終わったあとに疑問を調べてみたりするのがいい。
結局、本は読んで終わりではなく、読んだ情報をいかに知識として持ち、アウトプットできるかが重要になります。だから、「本を読んで情報を受け取るだけの受動的な読書」に意味はないんです。
本書でも「能動的」というキーワードが随所に出てきましたが、賢い人は「能動的に読書をしてアウトプットしている」。なので、アウトプットをする前提で、「取材する気持ちを本を読む」のが大事になってくるわけですね。
読んだあとにすべきこと
そして読んだあとに肝心になるのがアウトプットです。
いくら本を読んでも、アウトプットできなければ意味がない。「結局、どういう本だったの?」と質問されて一言でまとめられないのは、本の内容を理解していないのと同じことですからね。
じゃあ、本で読んだ知識を頭に定着されるために最も有効な方法は何かというと、自分から積極的にアウトプットしていくことです。ブログに書くでも、SNSで発信するでもよし。僕がブログをはじめた理由もこれ。
中でも一番いいアウトプットの方法が、言葉にして人に感想を伝えることです。
人に伝えるためには、
- 内容を思い出して整理しなければならない=想起する力が身につく
- ポイントをまとめなければいけない=要約力が身につく
- 相手に伝わるように話さなければいけない=表現力が身につく
これらを行わなければならないので、必然的に本の内容が頭の中にインプットされていく。そして、一見関係なさそうに見える「表現力が身につく」っていうのがとても重要。まず人に伝えることを想定して読むと、どのように表現すれば伝わるか、ということを本を読んでいる最中に考えるようになります。すると、インプットの効率も捗る。
加えて、結局、知識を持っているかどうかって自分の中に蓄積しているかどうかより、いかに相手に伝えられるかで決まってきます。なので、表現力を上げて伝える力を身につけていくことで、自分の総合力を上げられる、というわけですね。
どう自分に取り入れる?
読書の基本、基礎を復習できました。今後、自分で読書していく際の流れとしては……
- 目標設定/5分
- プロローグ、目次、作者プロフィールを読む/熟読
- 速読する/1ページ10秒以内
- 普通に読む/1ページ30秒以内 ※マーカーで気になるところをチェック
- 熟読する ※節ごとに要約 ※マーカーがあるところを中心に
- ノートに要約する/最大30分
- アウトプットする/最大1時間
って感じになります。
で、その他のポイントとしては……
- 記者目線で読む(質問、疑問を持つ)
- 必ずアウトプットする(ブログに書く)
を、習慣化していければいいですね。
こんな人におすすめ!
・読書が苦手な人
→一連の流れが分かる
・読書しても知識が頭に定着しない人
→なぜ頭に残らないかが分かる。読書中に考えられるようになる
・要約が苦手な人
→要約するコツが分かる
読書にあまり馴染みがない人にとっては基礎を学べ、読書を習慣化している人にとっては改善のためのヒントが見つかります。なかなかの良書でしたよー!
【はじめて来てくださった方へ】
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