今回は「読書と学力って本当に相関性あるの?読書量と頭の良さの調査をまとめたよ」がテーマです。
▶読書量と学力は本当に相関するのか知りたい人
▶読書するとどんな能力が伸びるか知りたい人
▶具体的な研究結果や効果を見たい人
そんなあなたにオススメの記事になります。
読書と学力に相関性があるのか?
って言われても仕方ないくらいこすられまくったテーマではあります。
が、しかし……
<div class=”concept-box2″><p>・どの程度効果があるのか
・科学的に証明されているのか
・どんな学問と相関性があるのか</p></div>
っていうあたりは意外と知らない人も多いハズ。僕もなんとなくイメージはできますけど、深いところまではわからないというのが正直なところでした。
そこで今回は『読書と学力』と題し、両者の相関性について調べてみました。アメリカと日本で実態が違うことも考えられるので、日米両方のデータを参照してあります(*^^*)
読書と学力/アメリカの研究・調査
まずはアメリカのネバダ大学が行った大規模な調査(※)を見てみましょう。
2010年にネバダ大学は世界27カ国、7000以上のサンプルを対象に読書と教育に関する調査を行いました。
その結果、以下のことがわかりました。
本を読んだ子どもほど頭が良くなる
もう少し噛み砕いて見ていくと……
・本が家に多くある子どもの成績はそうでない子どもに比べて高い
・大学への進学率も20%ほど高い
・家にある本の数が多い子ども(25冊以上)は、そうでない子どもに比べて約2年ほど教育が進んでいる
となっています。
また、イェール大学が行った研究(※)では以下のようなことも分かっています。
・読書によって共感能力が上がる
・本を読むことで脳が鍛えられる
要するにこれらの研究によって……
「読書量=学力」は相関関係にある
ということができるわけです。
読書と学力/日本の研究・調査
日本ではベネッセコーポレーションが2018年に調査を行っています。
ベネッセが提供する、月36万人が利用する家庭学習教材のデータから読書量と学習の関係性を調べた調査になります。
結果を見てみると、
読書する量が多い子どもほど学力が向上している
ってことがわかりますよね?
読書しなかった子どもの学力が0.7ポイントもマイナスになっているのに対し、たくさん読書した子どもの学力は1.9ポイントも伸びています。
この調査はあくまでも経過観察なので読書と学力の関わりを直接的に決定づけられるわけではありませんが、「集団の偏差値平均は大きく変わりにくいという特徴をふまえると、一定の変化があるものとして捉えることもできます」とのこと。
※ただし「読書量が多い子どもほど、学力を伸ばしている」という点については「因果関係が逆で学力が高い子どもほど読書量が多いだけでは?」といった意見もあり、実際に読書量が多い子どもほど学力が高いわけでは必ずしもないというデータもあることは付け加えておきます。ベネッセによると『追加分析が必要』とのこと
ちなみに同研究によると面白い結果も出ています。
「読書=国語」とイメージしがちですが、実際には……
読書量と比例して伸びているのは算数
でした。
読書の多い子どもの偏差値は+3.5ポイントだったのに対し、読書量が少ない子はマイナス1.3ポイントと、実に4.8ポイントも差が出ていることがわかっています。
見解としては……
読書量の多さが「文章中に与えられた問いや条件を読み取る力」を高めていることや、読書習慣によって学習習慣が整い、「積み上げ型」の問題(計算問題など)の点数向上にプラスの効果をもたらしたことなどが推察されます
とのことです。
数学=算数でよく言われるのが「重要なのは問題を読み解く読解力」という点ですよね?
そのことを考慮すれば「読書量が多い子=読解力がある子が算数の成績がいい」というのは腹落ちする話ですね。
算数=数学は今の世の中で最も求められる能力の一つ。実際、文系より理系のほうが年収が高いですしね。
ただじゃあ計算だけ解いておけばいいかというとそうじゃなくて、数学の問題を解く下地にあるのが読書で養われた読解力という構図なわけです。
まとめ
まとめます!
▶日米の研究で読書の重要性が確認されているよ!
▶読書と学力の相関性は確実にあるよ!
▶読書量が多い子ほど算数の偏差値が高い傾向あるよ!
という話でした。
特に算数と相関性があるというのは面白い話ですね。
テクノロジーが伸びまくっている昨今、数学的な知識の有無は現代社会を生き抜く上で不可欠な資質になります。
もっとわかりやすく書くと、収入に直結してくる問題でもあります。
なので学力という観点からも……
ということが言えるわけですね(*^^*)
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