今回は「禁酒・断酒をする方法」がテーマです。
▶ お酒をやめたいけどやめられない人
▶ お酒をやめるための具体的な方法が知りたい人
▶ お酒をやめるメリットとデメリットが知りたい人
そんなあなたにオススメの記事になります。
お酒。
それは僕らの生活を楽しくしてくれます。
友人と飲むビールののど越し、好きな人と味わうワインの上品な舌触り、尊敬する人と酌み交わす日本酒のうまさ……。
生活に欠かせない嗜好品ですよね。
しかし、一方でデメリットもあります。
ついつい飲みすぎてしまったり、体に合わないのに周りに無理して飲んで体調を崩したり……。
そこで今回は……
と思っているあなたに向けて、「お酒のメリットとデメリット」「お酒をやめる方法」を伝えていきます。
目次です(*^^*)
毎日ビールを1500ml飲んでた僕がお酒をやめるまで
まず僕の話を少しだけ書いておきますね。
僕はもともとお酒が大好きでした。
機会があれば誰よりも先にお酒を飲んでいました。
機会があれば飲み会に顔を出していたのはもちろん、仕事で行ったパーティでシャンパンを飲みまくったり、深夜の会社でこっそりお酒を飲んだりしたことも一度や二度ではありません。
少なくとも毎日家で500mlの缶ビールを3本あけていました。
アルコール依存症まではいきませんでしたが、大好きでしたし、やめるなんて考えられませんでした。
その様子はこの記事の冒頭に書いてあります。
…
…
…
しかし、2018年11月現在の僕はお酒をほとんど飲まなくなりました。
やめたのは2017年の末(正確には忘れましたが、少なくとも2018年に入ってから飲んだのは親友とごはんを食べにいったときくらい)。
要するに毎日1500mlのビールを飲んでいた人間が0mlの生活を送るようになったのです。
別に体を壊したわけでも医者に助言されたわけでもありません。
自分の意志でやめました。
言い方を変えれば、自分の意志でお酒はやめられるんです。
自分のその体験があったからこそ、この記事を書けています。それを前提に読み進めていただければいいなと思います!
ぶっちゃけ無理にやめる必要ないと思う
いきなり話の腰をおるような見出しをつけましたが、無理にやめることはないと思います。
お酒を飲んだからといって今すぐ死ぬわけじゃありません。
お酒を飲んで楽しく生きられれば幸せですし、お酒をやめたからといって幸せになれるわけじゃありません。
「お酒をやめる」という選択は手段であって、健康や幸せを保証するものではありません。
お酒が体に悪いことは近年の研究で証明済みです(※)。ただし、お酒を無理にやめることでストレスが溜まったり、人間関係が悪くなるようなら、差し引きでマイナスになる可能性がある(※)、ということです。
※孤独の良し悪しに関しては以下の記事を読んでいただくのがいいと思います!
だから無理にやめることもないでしょう。
何よりやめるためには「お酒、やめてみよっと」くらいの“望む気持ち”は必要です。
「お酒やめたくないけど、医者に止められたから……」のような受動的な気持ちだとやめるのは難しいでしょう。
だからお酒を飲みたいならぜひ飲み続けてください。そしてここから先に進む必要はありません。
どうぞ、「戻る」ボタンを押して他の記事に飛んでください(笑)。
これとか。
一方、もしお酒をやめる必要性を感じているなら、この先に進む意味はあるかもしれません。
進んでみましょうか。
どうしたらお酒をやめられるのか。
どうすれば量を減らせるのか。
一緒に考えていきましょう。
まずは「自分にとってお酒とはどんな存在か」を考えよう
まずは「自分にとってお酒とはどんな存在か」を認識するところから始めましょう。
以下の質問に答えてみてください。
・あなたにとって、お酒とはなんですか?
・お酒がある一番のメリットは?
・お酒がある一番のデメリットは?
・お酒は何をもたらしてくれますか?
・お酒があることで失っているものはなんですか?
・もしお酒がなくなったとしたら、あなたはどうなりますか?
回答し終えたら「自分にとってのお酒」がどんな存在かが見えてきたのではないでしょうか?
【実例】僕とお酒の場合
実例として僕のケースを見ていきましょう
という感じですね。
要するに僕にとってのお酒とは「楽しさをもたらしてくれるもの」だったわけです。
一方で「時間とお金と健康な体」を失ってしまっていることもわかりました。
そこで次に、自分にとって大切なものは何か、を考えることにしました。
自分の大切なものを認識する
自分が生きていく上で大切なものは何か?
この「大切なもの」を守る上でお酒が役に立つのであればやめる必要はないでしょう。
一方で「大切なもの」が奪われてしまっているのであればお酒を控えてみる価値はあります。
僕の場合、大切なものは「時間」でした。
僕にとって毎朝の読書や勉強、運動は欠かせないことだったのですが、飲み会の翌日はどうしても気分が悪かったり体が重かったりしてこれらができなくなってしまっていました。
なので……
と考えたわけです。
同時にお酒をやめて失うもの(=「楽しさ」)についても考えました。楽しさを失ってしまっていいのか、と。
ただこれは割と簡単に答えが出ました。
と。なにも人と話していて楽しいのってお酒を飲んでいるときだけじゃないですよね?
むしろお酒を飲んでいないときの会話のほうが有意義だったりしますよね。趣味の話も将来の話も仕事の話も、お酒を飲んでいないとできないわけじゃない。
ただただどんちゃん騒ぎをしたいならお酒は不可欠でしょうけど、僕はそういうタイプじゃないので。(少人数で楽しい話も深い話もしたいタイプ)
だったら自分の時間を守りつつ、お酒を飲んでいるときの楽しさをキープできるようにしていったらいい。
僕の場合はそうやって自分の大切なものを認識していきました。
「お酒は体によくない」と正しく認識する
ここまで主観的な話をしてきたので、客観的なデータも取り入れていくことにしましょう。
巷では「少量のアルコールは体にいい」と言われていますが、近年になって「少量でもアルコールは体に悪い」という研究結果が発表されています。
要約すると……
飲酒は適量であったとしても、脳の認知機能を低下させる危険性がある
というものです。
また「飲酒はストレス解消になる」っていうのもウソ(※スタンフォードの自分を変える教室より)。
ストレスが溜まると脳が報酬(刺激)を求めるように活性化してアルコールやタバコ、暴飲暴食をしやすくなってしまいます。
結果として“気休めのストレス解消”にはなりますが、中長期的な効果はほとんど認められていません。
むしろ二日酔いで一日無駄にして……
とか、
ダイエットしていたのにケーキやアイスを食べまくって……
と自己嫌悪に陥ってさらにストレスを溜める……というのが“王道パターン”です。
まとめると、お酒は体にもメンタルにもいい効果はあまりありません。
少なくとも最新の研究は結論づけています。
それを分かった上で飲酒するのはいいと思いますが、無理に飲む必要は全然ないということです。
飲酒した翌朝の記録を取って比較してみる
お酒をやめる方法について、ここまで以下の角度から見てきました。
・人の経験談
・科学から見た飲酒のメリット、デメリット
ここからもう一歩踏み込んでみることにしましょう。
ズバリ、
・自分の経験
です。
自分の経験に基づいてお酒をやめるか続けるかを決められれば心底納得して前に進めるはずです。
どんな結論になるにせよ、満足感を得て一歩を踏み出せることでしょう。
だから自分の経験を振り返ってみてください。
もしまだ判断材料に乏しければ、とりあえずお酒をやめることはしないで記録を取ってみることをオススメします。
飲んだ翌朝、以下の項目をチェックしてみてください。
・お酒の種類と量は?
・(誰かと一緒だったら)昨日の会話、覚えてる?
・今、どんな気分?
これだけチェックすればOKです。
この記録を定期的につけてみて、自分がお酒を飲んだあとにどんな気持ちになるかを振り返ってみてください。
というポジティブな感情しかなければ無理にやめることはないと思います。
反対に……
など、ネガティブな要素が強い場合もあります。
そうした場合も、すぐに無理してやめようとすることはないです。
そうした感情が積み重なってくれば、自然に「やめてみようかな」という気持ちが湧いてきます。
その気持ちが湧いてくるのを待ちましょう。そうしたほうが、心残りなくやめられますからね。
やめた後も記録を取り続けよう
もし「お酒をやめる」という気持ちが湧いてきたら、素直に従ってみてください。
ただし、記録は取り続けましょう。
例えば友だちとごはんに行ったけど、飲まなかった日。
記録をつけて自分に起こった変化を感じるのが大事です。
そんな気持ちが、
そうなってきたら充実感を覚えるはず。
その充実感が幸福度を高め、人生を豊かにしていきます。
お酒をやめて失ったこと・デメリット
ここからは僕の実体験を紹介していきます。
毎日少なくとも1500mlのビールを飲んでいたアル中一歩手前のアラサーが、お酒をやめて得たもの、失ったものって?
まずは失ったものやデメリットと感じたことから見ていきましょう。
出歩く機会は多少減った
最初に思い浮かぶのはこれ。出歩く機会は確かに減りました。
「お酒を飲まない」と決めても飲み会には行きます。いまは炭酸水で十分楽しめますしね。
ただ自分から「飲みに行こう」という機会は少なくなりました。
自分が飲まないに「飲みに行こう」って言いにくいですからね笑。
もっとも、これは表裏一体で「飲まなくても楽しめる人」「お酒がなくても価値のある話ができる人」が分かるようになった=無駄な人間関係が減った、という見方もできます。
そういう意味では事実として減ったは減ったけど、そこまでデメリットと感じていることではないですね。
多少融通がきかなくなった?
これも表裏一体なところ。
飲まなくなると自分のペースや習慣を守ろうとする気持ちが強くなります。
今までって飲みに誘われたら何も考えずに流れで「いくいくー!」ってなってましたが……
なんて考えるようになりました。
あとすっごいびんぼうっちい考えですけど、お酒飲まなくても飲んでも友人となら割り勘なので「お酒飲まないのに割り勘だと損だな」って考えもふと浮かぶようになりました。
お酒飲めない人はきっといつもこう思っていたんだろうなと思って申し訳ない気持ちになりました笑。
話がそれましたね。
自分のペースを守ろうとしすぎると、周囲の人へ「ちょっと融通がきかない人」という印象を与えてしまうことになるかもしれません。
実際、僕も最初の頃はそうで、結構悩みました。。
ただこれも一方で「自分の時間を大切にしている」ということなので、悪いことばかりではないんですよね。
交友関係の幅は狭まった。ただし…
そんなわけで交友関係の幅は少なからず狭まりました。これは身をもって感じるところです。
ただし、これも悪いことばかりじゃない。
というのも「30代以降は友だちを絞ったほうが幸福になる」という研究(※)もあるんです。
幅は狭まりましたが親友や大事にしていた友だちと疎遠になるわけじゃない。
交友関係を再構築すると考えたら、メリットにすらなり得る側面ですね。
お酒をやめて得たこと・メリット
次にお酒をやめて得たことやメリットだなと感じることを挙げていきます。
体調が快調すぎる
まずは体調が明らかに良くなりました。
ほんと、明らかです。
僕は慢性的な鼻炎を抱えていたんですが、それはもうひどいものでした。
ときにはティッシュの箱を一晩で空にしてしまうほど悩まされていました。
そしてその原因を「遺伝」とばかり思っていました。
しかし、お酒をやめてからしばらくして気づいたんです。
と。
そうなんです。お酒をやめて以来、お鼻のトラブルがピタッと止まったんです。
気づいたときは本当に驚きました。
他にも頭の回転が早くなった……かどうかはわかりませんが、少なくともボーっとする時間は圧倒的に減りました。
特に朝のすっきり感はお酒を飲んでいた頃には味わえなかったものです。
体調は生きていく上で一番大事なことですから、これだけでもやめてよかったと心から思えます。
仕事のパフォーマンスが向上!
仕事の効率も良くなりました。
・体調がすこぶる快調で終日100%で働ける
・頭の回転が早くなった……かどうかは定かではないけどボーっとする時間は圧倒的に減った
・読書量が増えて知識が増え、効率化を実践できた
・メンタルが安定してストレスにうまく対処できるようになった
などなど挙げたらキリがないですね。
時間を有効に使えるようになった!!
そしてこれも大きい。特に朝の時間を有効的に使えるようになるのは相当デカイです。
朝の2時間は最も脳が働くゴールデンタイムと言われています。
このゴールデンタイムに読書をしたり、勉強をしたり、仕事をすることで生産性は飛躍的に向上したんです。
お酒を飲む機会が多いと脳の機能が低下してしまいます。夜更かしになってしまいますし、睡眠の質も下がりますから朝起きてからもなかなかエンジンがかかりません。一番大事な2時間をいい状態で過ごせないんです。
朝の2時間を有効活用できてから年収も上がりました。
大切な人を大切にできるようになった
一番はこれ。間違いなくこれ。
大切な人を大切にできるようになりました。
それまでは「付き合いが〜」という名の下に飲みにいって息子と過ごす時間が削られたり、親友と楽しい会話をしても翌日になると忘れてしまっている……なんてことが多々ありました。
でも飲まなくなってことで「飲み会に自動的に行くスイッチ」がなくなりました。
代わりに「この飲みは自分にとって大切か/一番大切なものがおざなりにならないか」というスイッチを設置することができました。
僕の気持ちを代弁してくれているエッセイを紹介します。
本当に大切な1%のために99%を削ぎ落とす
貧乏であるというのは、常に取捨選択を迫られるということだ。
友達か音楽か。現在か未来か。
私は友達との酒の誘いを捨て、バンドの時間を取った。
ニキビを治すことを諦め、ライブハウスを作った。
何かを捨てることは、同時に何が大切なのかをはっきりとさせることだった。それは、大切なものを、大切にすることが出来るということだった。
特にこの部分は胸打つものがあります。
「貧乏」という言葉は「時間」に置き換えられます。
無駄な飲みにいかなくなることは、ここでいう「バンドの時間」であり「ライブハウスを作る時間」です。
大切なものを、大切にすることができる――。
これ以上に素晴らしいことがあるでしょうか。
お酒をやめて以来、僕は自分の大切なものを今まで以上に大切にできるようになりました。
それに気づけたことが、この上なく幸せです。
繰り返しますが、無理にやめる必要ない
さて、いかがだったでしょうか?
繰り返しになりますが、僕は「お酒をやめてよかった」と心から思っています。
しかし、だからといって「お酒をやめることが正義」だとは思いません。
お酒が隣にある人生が充実していて、大切なものを大切にできているのなら幸せなことですからね。
ただし「お酒がない生活にある“ちょっぴりいいこと”」に気づいていない方も多いと思います。
そういう方はお酒がない生活で得られる素晴らしい日々の機会を損失しているかもしれません。
無理にやめることはないと思います。
ですが、お酒をやめることで自分の人生が開けるかもしれないと少しでも感じているなら、一度やめてみる価値はあるでしょう。
お酒がなくても、楽しい人生は歩めますからね。
【はじめて来てくださった方へ】
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