当ブログでは「いい人生を送るためにライフツリーを作ろう!」という考え方を推奨しています。
もっと簡単に言うと「人生の設計図」ですね。
このライフツリーを築いていく上で大事になってくるのがノーススター(自分の価値観)を見つけられるかどうか。
ノーススターがあるかないかで人生の幸福度はかなり変わってくるからです。
だけど、実際のところなかなか簡単に自分だけの価値観を見つけることや大切にしていくことって難しいですよね?
そこで今回は「ノーススターの見つけ方」と題し、自分の価値観を築き上げていく方法やコツをまとめていきたいと思います(*^^*)
目次です(*^^*)
人生の軸”ノーススター”は誰にでもある
そもそも、
自分は何が大事かわからない
好きなものがない。幸せを感じる瞬間がない
という人もいると思います。というか、そっちのほうが多数派ですよね。
しかし安心してください。
ノーススター(自分の価値観)は誰にでもある。「そんなものない」と思う人は”持っていない”のではなく”認識できていないだけ”
です。
自分の価値観がない人なんていません。
誰でも価値観を持っています。
でも価値観を認識できていない人はたくさんいます。
正すべきなのは「価値観を持っていない自分」ではなく「価値観を認識できていない自分」なんですね。
なので「持っていないものを見つける作業」ではなく「持っているものを確認する作業」が必要になってきます。
そして”持っているものを見つける作業”として有効なのが以下の項目です。
一人の時間を作ろう。自分と向き合おう
自分の好きなことや幸せになる瞬間……要するに自分の価値観を認識できていない人の場合、圧倒的にコレが足りていないケースが多いです。
自分と向き合う時間を作ること
自分と向き合わせなければ自分の好きなものや幸せを感じる瞬間を感じることは難しいです。
今はインフォデミック……情報が溢れすぎた社会なので、あえて「時間を作ろう」とか「立ち止まろう」と思わないとどんどん流されていってしまいます。
流れの速い川を想像してみてください。
あなたは今、激流の上に浮かぶ船に乗っています。川は濁流です。ちぎれた木々やゴミが恐ろしい勢いで流れています。でもそれが日常です。常に情報という激流に巻き込まれている状態。それがあなたの日常です。
そんな日常の中で、まずやるべきなのは「立ち止まろうと思うこと」。
そして「自分だけの時間を作ること」です。
止まるのは大変な作業ですが、岸に船を寄せて止まることができたら周りの景色が見えるはず。
そして「どうしてこんな激流の中にいるんだろう?」と考えられるようになるはずです。
そうすれば徐々に自分の行こうとしている目的地や大切なモノを認識できるようになるはずです。
なのでまずは、自分と向き合う時間を作ってみましょう。
あえて孤独な時間を作ろう
常に家族や恋人、友だち、職場の同僚と一緒にいると自分だけの時間を作るのは難しいように思えます。
ただ少しずつでもいいので孤独な時間を作ってみましょう。
科学的にも一人の時間が大事というのは近年特に言われていることです。
例えば『FUTURE INTELLIGENCE(フューチャーインテリジェンス)』では、孤独は「これからの時代に求められるクリエイティブ思考に欠かせないもの」とされています。
また心理学者のエスター・ブーフホルツは孤独を「意義あるひとりの時間」と呼び、重要性を投げかけています。そしてブーフホルツはこんな言葉も残しています。
「心の健康にとって必要なのは愛だけではない。孤独な時間から生まれる仕事と想像も等しく必要だということを覚えておこう」
専門誌『サイコロジー・トゥデイ』より
詳しくはこの記事で書いてあるので、こちらを参照していただくのがいいと思います(*^^*)
一人の時間を作って自分と向き合うことで見えてくるのもはある。
なので一人の時間を恐れずに、一人の時間を作ってみましょう。
なお、時間を作るための方法を学ぶためにオススメの本はこのあたりになります(*^^*)
自分の行動理由は内発的な動機か外発的動機か
自分の時間を作り、自分と向き合う上で大事な考え方があります。
それが……
内発的な動機に目を凝らす。外発的動機を排除する
です。
人は内発的動機と外発的な動機によって行動の選択をします。
例えば、
ことが内発的動機です。
一方で外発的な動機はというと……
こんな感じです。
内発的な動機は文字通り自分の内側から出てくる欲求です。
なので(飽きない限りは)自分からどんどん進んでやろうようになります。そしてやった結果、得られる満足感や幸福感も高いです。
しかし外発的な動機は外部から受けた動機(=自分自身は行動の動機を持っていない)ので、長く続きません。達成したときに得られる満足感や幸福感も低いことが数々の研究で分かっています。
当然、僕らが目を向けるべきは内発的な動機です。
現在や過去に自分が内発的動機によって行動したことに目を向けてみましょう。
心から満足感や幸福感を得た瞬間を思い出してみましょう。
そこに自分だけの価値観のヒントがあるはずです(*^^*)
本を読もう
読書も自分の価値観を発見する上で有効なツールです。
自己分析本や自己啓発本を読むのもいいですし、自分が気になるジャンルの本を読むのでもいいです。
本を読むことで自然と考える力や自分と向き合う力が養われます。
なので一人の時間を作って、とりあえず本を開いてみることをおすすめします(*^^*)
最新の情報と知識で自分が見えてくる
本を読むと新しい情報が頭に入ってきます。
今まで自分が溜めてきた情報と新しい情報が混ざることで、化学反応が起きます。
もう少しいい方を変えると……
多様な価値観に触れることで自分の価値観を固めることができる
という表現が正確かと思います。
例えば日本にいると、
自分って本当にどこにでもいる人間だよなぁ
と感じるかもしれません。
でも一度海外に出てみるとどうでしょう?
色々な人種や考え方の人がいるんだなぁ。自分って日本人だなぁ。日本って素敵だなぁ
というように、日本や日本人が当たり前じゃない環境に身を置くことで「日本」や「日本人」を強く意識するようになります。
要するに多種多様な価値観や自分という存在が当たり前ではない環境に身を置くことで”自分のアイデンティティ“を認識できるようになるわけです。
本を読むと様々な情報や価値観に触れることができます。
だから”疑似留学”が簡単にできてしまうんですね。
留学には何十万、何百万単位でお金が必要ですが、本は1500円、高くても2、3000円です。
どうです? 読んでみる価値、あると思いませんか?
ちなみに僕は本を読んだことでめちゃくちゃ自分の価値観を認識することができましたよ(*^^*)
アウトプットすることで自分の価値観を作り上げられる
そして本を読んだらぜひアウトプットをしてみてください。
本を読んだだけ……インプットしただけだとどうしても”進んでいる感”や”自分が変わった感”を感じること(=自分の価値観を認識できているという感覚を味わうこと)が難しいんです。
でもアウトプットすれば、自分の価値観を感じやすくなります。
もっというとアウトプットすることではじめて自分の価値観を築いていけるんです。
どんなに崇高な思想や意識が頭の中にあっても、形にならなければ宝の持ち腐れです。
どんなに家族を、恋人を、子どもを愛していても、行動が伴わなければ相手に伝わらないです。何より”誰かを愛せている感覚”を自分自身が感じることが難しいですよね?
なのでアウトプットしてみることがめっちゃくちゃ重要なんです。
大げさじゃなく、アウトプットすることでめちゃくちゃ人生変わります。
ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)を試そう
ACTとはアクセプタンス&コミットメントセラピーのことです。
認知行動療法、あるいは臨床行動分析とされる心理療法の一つ。主な療法は以下の3つです。
・人間の心が感じる不安な感情に対処する方法を学ぶ
・自分の価値観を定める
・自分の価値観に合った行動をする回数を増やす
▼効果は……▼
・不安障害への効果が高く認められている
・人生の満足度が上がる
※数々の研究で科学的な根拠があることが証明された心理療法です
詳しくは以下の記事を御覧ください(*^^*)
“人生の輪”で自己分析してみよう
人生の輪は主にコーチングで用いられる”価値観を認識するためのツール“です。
僕らの生活を構成する8つの要素(仕事、お金、健康、家族、人間関係、学び、時間、環境)に分けて人生を考えることで自分の価値観を認識することができます。
詳しくは以下の記事を御覧ください(*^^*)
記録しよう。メモで自分の価値観が見えてくる
メモを取ることで自分を知ることもできます。
メモを取れば過去の自分と今の自分を比較することができ、どんなことに自分が喜びや悲しみを感じるかを視覚化することができます。
例えば、自分の行動記録をつけて、1日の終わりに振り返り、その時の感情を採点して数値化することで徐々に自分の価値観を認識する……ということもできますよね。
具体的なやり方は……オススメの本が2冊ありますのでこちらを見てもらうのが早いと思います。紹介しますね(*^^*)
人生を変える記録の力
まずは僕の師匠でもあるメンタリストDaiGoさんのメモ本から。
価値観の見つけ方から感情のコントロール、勉強や仕事に活かせるメモ術まで満載です。冒頭にある行動ダイヤリーが自分の価値観を認識する方法としてはおすすめです!
メモの魔力
SHOWROOM代表の前田裕二さんの著書メモの魔力もおすすめです。
前田さん自身がめちゃくちゃ自分と向き合い、自分の価値観に触れて瞬間瞬間猛烈に考えている方で、書籍としてとても面白いです。
そして巻末に「自分を知るための自己分析1000問」が収録されています。
この1000問を自分自身に問いかけてすべて回答した暁には……今よりもっと自分を知った自分に出会えるはずです(*^^*)
消去法でも見つけられる
ここまで「何かをする」ことにフォーカスして話を進めてきました。
しかし、最初に書いたとおり僕たちは誰でも自分だけの価値観を持っています。すでに持っているものを探すことが大事で、必ずしも何かを新たにしなければいけないわけではありません。
そこで、最も手っ取り早い方法が……
今持っている”大切ではないもの”を捨てること
です。
詳しくは以下の記事で書いてありますが、大事でないものを捨てていったら最後に残るものは”自分にとって一番大切なモノ“です。
例えば目の前のテーブルにあなたが好きな料理が5つ並んでいるとします。
この中から「好きなものを残して食べていく」というルールを作って食事を進めていけば、最後に残ったのが一番好きな料理になりますよね?
消去法ではあります。しかし、確実に自分の好きなものを……自分の価値観の中で一番大切なモノを残すことはできます。
「大切なものが何も浮かばない」という方は、まずこのやり方から始めてもいいはずです。
捨てることで得られるものがあるというのは、多くのミニマリストの方が証明していることでもありますからね(*^^*)
仮の価値観・目標・目的でも構わない。なぜなら……
こうやって自分の価値観を探していくことで、何かしらは見つけられるようになるはずです。
それでも中には、
自分の価値観に納得できない……
もっと他に大事なことがある気がする……
そう感じる方もいるでしょう。
でも大丈夫です。仮に設定でもしてみてください。
そして、行動してみてください。
なぜなら行動することで、
からです。
人は行動することでしか自分自身を築き上げられません。読書の項目でも書きましたが、いくら知識があっても行動しなければ変わることはできないんです。
言い方を変えると、一度価値観を定めて行動すれば、その価値観が自分にあっているかどうかを確認できます。
仮に合っていれば最高。もし合っていなかったとしても別の価値観に気づいて修正することができます。
まとめると大切なことは……
・(仮でもいいから)自分の価値観を決めてみること
・価値観に沿って行動してみること
です。
これができれば、確実に日々の生活が変わっていくはずです(*^^*)
人間は成長する。価値観が変わるのは悪いことじゃない
そもそも価値観が変わることは往々にしてあることです。
なぜなら人は色々な経験を重ねることで成長していくからです。
成長すれば価値観が変わるのは当然のことですよね?
子どもの価値観と、学生の価値観と、独立したあとの価値観ではぜんぜん違うはずです。
独身の価値観と、恋人ができたときの価値観と、結婚したときの価値観と、子どもができたときの価値観もまた全く違うはずです。
「価値観が変わった」というと、
一貫性ないよね
とか
前と言ってることぜんぜん違うじゃん!信用できねー
みたいなツッコミを飛ばす人がいますが、完全に的はずれな指摘なんです。
むしろそういう言葉を投げかける人たちは、
わけですからね。
もちろん中には経験を重ねても変わらぬ価値観を持つ人もいます。それはそれで素晴らしい。要するに「変わらないほうがいい」とか「変わったほうがいい」という話ではないんです。
大事なのは……
価値観は変わることもある。自分の価値観が変わったことに気づくこと……気づいて生き方を変える柔軟性を持つことが大事
と言えるわけなんですね。
なので価値観を変えることを恐れるのはやめましょう。
仮でもいいから自分に合ったと思える価値観を認識し、行動し、また変化に気づいて修正していきましょう(*^^*)
まとめ
最後に今回の内容を振り返っていきましょう!
▶人生の軸を設定することはめっちゃ大事だよ!
▶自分の時間を作ったり、持っているものを捨てることで見つけられるよ!
▶価値観は変わることもあるよ!都度認識して価値観に沿って生きるのが大事だよ!
という話でした!
おすすめ記事・参考文献
【はじめて来てくださった方へ】
当ブログでは「いい人生を歩むために自分だけの人生の設計図"ライフツリー"を作ろう!」ということを推奨しています。自分の生き方に迷っているから、いまいち幸せを感じられない方、今よりもっと充実した人生を歩みたいと考えている方はこちらの記事を一読ください(*^^*)
ご相談、ご質問も受け付けてます!
ご相談、ご質問がある方はこちらまで!僕でお力になれるなら幸いです。誠心誠意回答していきます(*^^*)Special Thanks
僕の人生を変えてくれた人たちです(*^^*)▶メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」
▶年間5000本の論文を読む鈴木佑さんのブログ『パレオな男』